音楽療法の会武蔵野の音楽療法

音楽療法とは」のページで、音楽療法についての概要を説明させていただきましたが、
ここでは、NPO法人 音楽療法の会武蔵野(MMT)の音楽療法について具体的に説明します。

※音楽療法では、対象者と一緒に行う音楽活動を「音楽療法セッション」または「セッション」と呼びます

MMTの音楽療法の特長

MMTの音楽療法セッションは、対象者を中心に進めます

MMTの音楽療法セッションは、対象者を見つめ対象者の言葉によるメッセージや言葉にならないメッセージをキャッチし、そこで生まれる信頼関係をだいじにしながら進めます。 それぞれの目的に即して少しずつプログラムを変化させていきます。

MMTでセッションをする音楽療法士は、日本音楽療法学会認定音楽療法士の資格を取得・更新し、積極的に研鑽を積んでいます。さらに、臨床発達心理士、社会福祉士、保育士、認定心理士などの資格を持ち、多方面から対象者を理解したうえで関わることのできる音楽療法士が、中心となっています。

MMTの音楽療法セッションは、どんな方も何歳からでも参加できます

赤ちゃんから高齢者までのさまざまな方が、一人でもいつからでも始められます。

MMTの音楽療法セッションには、音楽の技術や知識はいりません

学校の音楽の時間を想像して、「うまくできなかったらどうしよう」と心配される方が多いですが、MMTの音楽療法セッションではそのような心配は全くいりません。できること、好きなこと、好みの音楽を楽しめるような音楽活動から始めます。

個人セッションとグループセッションのちがいは?

MMTの音楽療法セッションは、対象者の現在の状態と音楽療法に期待する目的を伺い、個人セッションかグループセッションかを選択します。個人セッションでは、対象者の状態や目的に沿って音楽療法士が対象者に密接に関わることができますし、グループセッションでは、仲間と活動を一緒にやることで対象者の社会性が育まれていきます。グループの大きさやメンバー構成は、目的に応じて音楽療法士が考えます。

MMTの地域に根ざした活動

地域での音楽療法セッション活動

MMT事務局は東京都武蔵野市にあり、現在は東京西部の多摩地域を中心に活動しています。また、群馬県高崎市、静岡県静岡市においても複数のMMT登録音楽療法士が活動をしています。
これまでの音楽療法は、施設や病院、自主グループなどでの活動が一般的でしたが、MMTでは、地域の社会福祉協議会やボランティアセンターなどに働きかけて、地域の方々がどこに所属していようと関係なく、公民館などで自由に参加できる音楽療法活動を展開していきたいと考えています。
悩みや困難を抱えて日常生活を送っている様々な方々が、MMTの音楽療法を経験し、その経験から得たものを暮らしの場・人間関係に持ち帰ることで、その後の暮らしがよりよいものとなることを目指しています。

MMT音楽療法サロンGo小金井ロゴ     MMT音楽療法サロンGo武蔵野  
2014年7月〜
小金井市社会福祉協議会ふれあい・いきいきサロン登録
対象者:障がい児(中学生以下)、高齢者
会場:MMT事務局(子ども)
   桜町市民いこいの家(高齢者)
  2014年10月〜2015年4月
活動は自主グループに移行
移行経緯の詳細はこちらから
MMT音楽療法サロンGo小金井ロゴ        
2014年8月〜
対象者:障がいのある、乳幼児から成人まで
会場:静岡市清水 社会福祉会館はーとぴあ清水
   

詳しくはロゴをクリックしてご覧下さい。
参加者募集中のセッションがある場合「最新情報」に掲載しています。

MMTの音楽療法に興味をもたれた方へ

活動を行う地域・場所については、ご相談に応じて検討させていただきます。自宅への訪問も可能です。ご希望の方には、無料で説明会やセッションの見学、お試しセッションをさせていただきます。現在の状況をお聞きしたうえで、既存のグループに入っていただくか、新しいグループを結成するか、個人セッションにするか、など実施に関する様々なことを一緒に検討させていただきます。
どうぞご遠慮なくこちらからお問合せ下さい。

乳幼児・学齢期では

肢体不自由、発達障がいや知的障がい、それらの境界例のお子様、不登校や虐待経験などによる心の問題をもったお子様などに、発達支援や心理的支援、余暇活動の支援などを目的として行います。

成人期では

発達に遅れのある方には、発達や余暇活動の支援、引きこもりやうつ病など心に問題を抱える方、また企業で働く方々や介護によるストレスを抱える方々などに、ストレスの軽減や健康促進などを目的として行います。

高齢期では

健康な高齢者の介護予防(健康促進)、また認知症高齢者、パーキンソン病の方、脳梗塞後遺症による失語症などの方の心身機能の維持・改善、心理的援助などを目的として行います。ターミナルケア期にある方やそのご家族の要望にも応じます。

セッションの時間や頻度

時間は、個人セッションで30分程度、グループで40分から1時間程度です。頻度は、ご希望や必要に応じて行います(週1回、月2回、月1回など)。期間は、基本的には1年間は継続されることをお勧めしています。音楽療法の効果がすぐに現れる方もあれば、経験を重ねていくうちに少しずつ現れる方もあります。そのため、2018年10月より、半年間を1クールのセッションとして継続して参加いただく形態をとることに致しました。

セッションの料金 条件によって変わるため、あくまで目安の金額です

個人セッション:1回3,000円から
少人数グループセッション:ひとりにつき1回2,000円から
担当させていただく音楽療法士のキャリアやグループの人数などによって、料金を設定させていただきます。施設や団体からのご依頼の場合は、別途ご相談させていただきます。

お問合せ

ご連絡・お問合せは、お気軽にお寄せ下さい。

音楽療法の会武蔵野の講演会・研修会

ここでは、NPO人法人 音楽療法の会武蔵野(MMT)での
講演会や研修会について説明します。

MMTが関わる講演会

MMTが関わる講演会・研修会には、①MMT主催、②行政主催、③日本各地の音楽療法団体や大学・福祉団体などが主催するものがあります。今後は一般企業主催の講演会の開催も行う予定です。講演会は、一般的には音楽療法の普及・啓発を目的として行われますが、音楽療法団体や大学などの教育機関主催の講演会では、音楽療法士の知識や技術の向上などを目的として行われます。

行政主催の講演会

東京都内・武蔵野市・小金井市の社会福祉協議会などが主催する講演会があります。

音楽療法団体や教育機関、福祉団体主催の講演会・研修会

日本音楽療法学会(http://www.jmta.jp/)関係の団体や大学、その他一般の教育機関や福祉団体などが主催する講演会・研修会があります。

年間予定は「講演会・研修会の長期スケジュール」をご覧下さい。
参加者募集中の講演会がある場合、上記のスケジュールからリンクしております。

MMTの研修会

MMT主催の「MMT 音楽療法研修会」は、音楽療法現場で仕事をしている音楽療法士の質の向上を目的として開催されています。音楽療法とその関連分野についての知識、音楽療法現場で必要とする音楽療法技術・音楽技術・対人援助技術を少ない人数で実践的に学ぶ研修会で、2015年6月以降日本音楽療法学会のポイント付与の対象研修会となります。
MMTの研修会には「音楽療法研修会 武蔵野」と「音楽療法研修会 高崎」があり、参加者は主としてMMT会員ですが、音楽療法士資格取得者または音楽療法士資格取得志望者、音楽療法に関心のある一般の方のご参加もお待ちしております。

詳しい内容はMMT「音楽療法研修会概要」を、開催スケジュールは「講演会・研修会の長期スケジュール」をご覧下さい。(参加者募集中の催しがある場合、上記掲載ページから募集要項をリンクしております)

MMT音楽療法研修会 武蔵野

武蔵野市の武蔵野プレイス、武蔵野市民会館などを会場として、年間2回開催しています。音楽療法の臨床現場で起きる身近な問題について、講師による講義や参加者による発表、またロールプレイなどを通して学んでいます。

MMT音楽療法研修会 高崎

高崎市の佐野公民館などを会場として、年間2回程度開催しています。音楽療法関連の本の講読、音楽療法臨床現場での実際の場面のビデオの観察・分析、実技のワークを組合せて行っています。また、音楽療法の 臨床現場での問題点などを話し合うピア・スーパービジョンも取り入れています。

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