第18回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
募集要項

2024年1月28日(日)に第18回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」をオンラインにて開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください.。

日程:2024年1月28日(日)
時間:13:30~16:45
会場:zoomにて実施
内容:「Thの声かけ・ふるまいの工夫について~自分の対応を振り返る」
対象:MMT会員/一般 16名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員1,000円/一般2,000円
  参加費は受付完了の連絡受信後、1月25日(木)までにお振込下さい
【振込口座】 
     郵貯銀行 普通預金口座 記号10030 番号61200701
     口座名 トクヒ)オンガクリョウホウノカイムサシノ
申込締切り:2024年1月20日(土)但し、定員に達し次第締切ります
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。
※キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。また一度ご入金いただきました参加費は大変恐れ入りますが返金いたしかねますのでご容赦ください。
      
第18回研修会のテーマは「Thの声かけ・ふるまいの工夫について~自分の対応を振り返る」です。
セッション中、Clと接する時、どんな声かけをしていますか?
今回の研修会では、「Thの言動が第三者から見てどう受け取られるのか」という視点をもちながら、Thの意図を伝えるためにはどのような声かけが適しているかを考えてみたいと思います。話し合うことで自身の声かけやふるまいについて振り返ってみませんか?

<お申し込みの前にご確認ください>
・お申し込みの際、zoomの使用経験についてご記入ください
初めての方には、お申し込み後に別途接続についてご案内いたします。
・ネット環境に接続できるスマートフォン、タブレット、パソコンのいずれかが必要となります。パソコンをお勧めいたします。
・小グループでのロールプレイを行います。
・当日、遅刻、早退につきましては、分数に関わらず受講証明書を発行することができません。ご了承ください。

※研修会に参加されると日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できる予定です。
 ・資格認定申請のためのポイント(レポートなし):2ポイント
 ・資格更新申請のためのポイント(レポートなし):3ポイント
研修会終了後に、取得ポイント数を記載した参加証明書をメールにてお送りします。               

★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしておりますMMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

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第27回MMT「音楽療法研修会 高崎」
活動報告

2023年8月20日に第27回「音楽療法研修会 高崎」をオンラインで開催いたしました。
今回はMMT研修会初めての試みとして、外部から講師をお呼びしての研修会でした。
講師の福山和女先生(ルーテル学院大学名誉教授、社会福祉学博士)、岸千代先生(ルーテル学院大学)は、ソーシャルワークの専門家で、ソーシャルワーカーの視点から「対人援助職としての在り方を学ぶ」をテーマに、グループスーパービジョン形式で行われました。

参加者は会員以外の方々も多く、兵庫県、神奈川県、東京都、静岡県、埼玉県、香川県、山口県、群馬県、茨城県、と全国から参加していただきました。

研修会は参加者の自己紹介から始まり、次に事例提供者による事例紹介へ移行し、福山和女先生、岸千代先生によるスーパービジョンが開始されました。先の自己紹介、そして事例に対する質疑応答の時点から既に福山先生の鋭いご指摘と、いつ福山先生に指名され意見を求められるかと、参加者の皆様はドキドキしながらも、【尊厳】についてなど内容の深さと、福山先生の人間味ある温かさと、時に笑いも起こる中、自然と没頭していきました。そして振り返りの時間では、スーパービジョンのニーズとしてお示しいただいた5つの側面から、それぞれが選んだ側面とその根拠を各自述べ合いました。それはこれまでの自分自身を振り返り、また認める機会となったのではないかと思います。終了後のアンケートでも、「自分を受け入れ、自信を持つことが大切であることを学んだ」「今後仕事をしていく上で勇気、元気をいただきました」「背中を押された感じがします」などの記載が多くありました。また、「講義を受けるのではなく、参加者一人ひとりの意見を吸い上げて、やり取りの中で考えさせられることが多かった」などと、福山先生の対人援助職としての在り方、姿勢と共に、スーパービジョンの方向性を学んだ貴重な時間でした。音楽療法セッションの振り返りだけでなく、相互関係の中で人としての振り返りができ、研修会としてもこれまでにない経験の場となりました。

お忙しい中、当研究会に講師としてお引き受けいただきました福山和女先生、岸千代先生、研修会に参加してくださった皆様に感謝申し上げます。
今後も皆様とご一緒できることを楽しみに、ご参加をお待ちしております。
(記 平井)

第17回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

1月29日に第17回(2022年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」がオンラインにて行われました。「臨床にまつわる困りごとなどを共有してみませんか?」をテーマに13名の方が参加されました。

参加者の方には①「援助者(同僚、他職種、保護者等)との関係について」②「クライアントの特性への対応について」③「自分が思う音楽療法士の在り方について」の3つのテーマから事前に選んでいいただき、各々が感じている臨床にまつわる困りごとを少人数で話し合いました。
話す際には3つのグランドルール「話した分だけ聞こう、聞いた分だけ話そう」「お互いの立場を尊重し、同じ目線で話そう」「解決しようとあせらない」を設け、グループと全体での話し合いを2回に分けて行いました。

各グループでは、自分がどんなことに困っているのかを話し、それに対して耳を傾け、お互いに質問をしたり考えを伝えたりしました。全体でシェアし、他のグループの方からの声も聞き、その後再度グループでの話し合いをすることで、より深く対話を重ねたり、新たな視点で話し合うことができました。
①「援助者(同僚、他職種、保護者等)との関係について」のグループでは『依頼主の要望にどこまでこたえられるか、どのようにこたえていくか』『依頼者や雇用主の考え方と現場の音楽療法士の考え方の違いについて』、②「クライアントの特性への対応について」では『グループセッションでクライアントの個人差に対してどのように対応したらよいのか』『クライアントからの問いに対してどのようにこたえたらよいのか』、③「自分が思う音楽療法士の在り方について」では『現場から離れてしまっている不安』などがあげられました。
グランドルールの1つ「解決しようとあせらない」について、最初は戸惑いを感じられる参加者の方もいらっしゃったようでした。しかし、自分の思いを話すことだけでなく、他者の思いを聞くことを通して、自分の体験と重ね合わせて充分に感じ、考え、何らかの気づきにつながったように感じられました。
参加者の方からは「困りごとについて話すことで考える道すじができた」「気持ちを言葉にすることができてよかった」「話を聞くなかで気づきがあった」などの感想が聞かれました。

今回のテーマは以前から要望が上がっていた内容でした。このように参加者の方の声にこたえ、参加することで何かしらの気づきを感じていただけるよう今後の研修会も行っていきたいと思います。

(記 小林)

次回第18回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は2024年1月に開催予定です。詳細は決定次第お知らせいたします。
★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。
MMT「音楽療法研修会」概要をご覧下さい。

第27回MMT「音楽療法研修会 高崎」
募集要項

2023年8月20日(日)に第27回MMT「音楽療法研修会 高崎」をオンラインにて開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください。

日程:2023年8月20日(日)
時間:13:30~16:45
会場:zoomにて実施(参加者には申込み後、メールでURLをご案内します)
内容:「対人援助職としての在り方を学ぶ」
   ソーシャルワークの専門家、福山和女先生をお招きし、音楽療法の事例を通してソーシャルワーカーの視点から対人援助職としての在り方を学ぶ
   対象:MMT会員/一般 16名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員2,000円/一般3,000円

【振込口座】 
      郵貯銀行 普通預金口座 記号10030 番号61200701
      口座名 トクヒ)オンガクリョウホウノカイムサシノ
申込締切り:2023年8月17日(木)但し、定員に達し次第締切ります。
申込方法:①氏名 ②メールアドレス ③住所 ④zoom使用経験の有無 
     上記の内容をご記入の上、下記のメールアドレスにお申し込みください。
     kyoko@hw.tnc.ne.jp

※参加費は受付メール受信後、8月17日(木)までにお振込下さい。参加申し込み及び参加費お振込みをもって参加受付完了となります。
※キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。一度入金いただきました参加費の返金はいたしません。
<お申し込みの前にご確認ください>
・ネット環境に接続できるスマートフォン、タブレット、パソコンのいずれかが必要となります。パソコンをお勧めいたします。
・日本音楽療法学会の規定により、当日「遅刻」「早退」「中落」した場合には、その分数に関わらず、受講証明書を発行することができません。ご了承ください。
研修会に参加されますと、日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できます。
・資格認定申請のためのポイント:2ポイント
・資格更新申請のためのポイント:3ポイント
研修会終了時に、取得ポイント数を記載した参加証明書をお渡しいたします。

★MMT「音楽療法研修会 高崎」の概要と長期予定は右上部に常にリンクしております
MMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

第17回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
募集要項

2023年1月29日(日)に第17回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」をオンラインにて開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください.。

日程:2023年1月29日(日)
時間:13:30~16:45
会場:zoomにて実施
内容:「臨床にまつわる困りごとなどを共有してみませんか?」
対象:MMT会員/一般 16名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員1,000円/一般1,500円
  参加費は受付完了の連絡受信後、1月26日(木)までにお振込下さい
【振込口座】 
     郵貯銀行 普通預金口座 記号10030 番号61200701
     口座名 トクヒ)オンガクリョウホウノカイムサシノ
申込締切り:2023年1月21日(土)但し、定員に達し次第締切ります
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。
※キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。また一度ご入金いただきました参加費は大変恐れ入りますが返金いたしかねますのでご容赦ください。
      

第17回研修会のテーマは、「臨床にまつわる困りごとなどを共有してみませんか?」です。日々の臨床や対人援助を行う中で、何かずっと心にひっかかっている困りごとや、誰にどのタイミングで相談したらいいかわからない悩みごとなどありませんか?
お互いに話してみることで、自分の困りごとを客観的に捉えたり、ちょっと違った視点で考えたりできるかも知れません。当日は、3つのグループに分かれて、小人数での対話を行います。
♪「援助者(同僚、他職種、保護者等)との関係について」
例えば、Clへの関わりの視点をどうやって共有する?お互いの視点の違いを尊重しつつ理解し合うためには?伝える難しさ、関係を深める難しさ、連携する難しさ・・・どんな時に、どんなことを感じますか?どう向き合っていますか?
♪「クライアントの特性への対応について」
例えば、セッション中にClへの対応に困った時、またその後、どう乗り越えてる?気になる行動への対応はどうしてる?Clとの関係性でいき詰まる時・・・どんな時に、どんなことを感じますか?どう向き合っていますか?
♪「自分が思う音楽療法士の在り方について」
例えば、音楽療法士としてどう在りたい?続けていくことに悩んだことは?音楽療法の仕事をしていてもしていなくても、音楽療法士として生きていく姿勢って・・・どんな時に、どんなことを感じますか?どう向き合っていますか?

<お申し込みの前にご確認ください>
・参加グループについては、事前にご希望を伺い、当日までに決定いたします。詳しくは、お申し込み後にご案内いたします。
・お申し込みの際、zoomの使用経験についてご記入ください
初めての方には、お申し込み後に別途接続についてご案内いたします。
・ネット環境に接続できるスマートフォン、タブレット、パソコンのいずれかが必要となります。パソコンをお勧めいたします。
・当日、遅刻、早退につきましては、分数に関わらず受講証明書を発行することができません。ご了承ください。

※研修会に参加されると日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できる予定です。
 ・資格認定申請のためのポイント(レポートなし):2ポイント
 ・資格更新申請のためのポイント(レポートなし):3ポイント
研修会終了後に、取得ポイント数を記載した参加証明書をメールにてお送りします。               
                                   
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第26回MMT音楽療法研修会 高崎
活動報告

2022年6月26日にオンラインで開催いたしました。
今回は、「動画観察記録起こしをもとにしたピア・スーパービジョン」をメインに行い、その後、「コロナ禍での児童の発語獲得についての意見交換」を行いました。
参加者は13名で、グループに分かれることなく全員でグループ討議や意見交換を行なうことができました。

まず最初に、MMT会員が実際に行なっている児童のセッションを短く区切って編集した動画を繰り返し詳細に観察し、記録を作成する作業に取り組みました。大変集中を要する作業でしたが、クライアント、セラピスト、ピアニストのそれぞれの動きやその関係性に注目して記録を書き出し、そのセッション場面を音楽療法士の視点でどのように考察するか、まず各自が考えました。
そして次に、そのセッションを行った会員と動画観察をした参加者とのピア・スーパービジョンへと展開していきました。
「ピア・スーパービジョン」は、仲間同士がスーパーバイザーになり助言し合うグループ討議の方法で、具体的には、発表者が抱えている課題や悩みの共有、ねぎらい、提案という流れで、参加者が平等な立ち位置でお互いに敬意を払いながら意見を出し合います。今回、とても温かな安心できる雰囲気に包まれながら、発表者も参加者もお互いに学び合うことができたと実感できたようで、参加後のアンケートで「またピア・スーパービジョンに参加したい」との声が多かったことが印象的でした。

その後、コロナ禍での音楽療法の困りごとの一例として、「発語獲得を目指したセッションでの制約とセラピストの迷いについて」の話題提供と意見交換を行いました。皆さんコロナ禍でそれぞれに苦労をされているので、短い時間でしたが有意義な意見交換となりました。

MMTの研修会は、外部講師の講義でなく、会員たちの研修チームによる完全な手作り研修なので、企画者側も参加者側も楽ができません。私は企画者として参加しましたが、今回も大変に疲れました。でも、研修を終えたとき、音楽療法という奥深い世界を共に探検しそれぞれがそれぞれに何かを発見し合ったような、すがすがしい連帯感を覚えました。
研修に参加してくださったすべての方に感謝申し上げます。 
また、今後もこの研修会でいろいろな方々と出会えますことを楽しみにしております。
                                  (記 前橋)

第26回MMT「音楽療法研修会 高崎」
募集要項

2022年6月26日(日)に第26回MMT「音楽療法研修会 高崎」をオンラインにて開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください。

日程:2022年6月26日(日)
時間:13:30~16:45
会場:zoomにて実施(参加者には申込み後、メールでURLをご案内します)
内容:「動画観察記録起こしをもとにしたピア・スーパービジョン」
   「コロナ禍での児童の発語獲得についての意見交換」
   対象:MMT会員/一般 16名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員1,000円/一般1,500円                  
参加費は受付完了の連絡受信後、6月23日(木)までにお振込下さい
【振込口座】 
      郵貯銀行 普通預金口座 記号10030 番号61200701
      口座名 トクヒ)オンガクリョウホウノカイムサシノ

申込締切り:2022年6月18日(土)但し、定員に達し次第締切ります
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。
     ※キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。

<お申し込みの前にご確認ください>
・お申し込みの際、zoomの使用経験、オンラインセッションの実施経験についてご記入ください。
・ネット環境に接続できるスマートフォン、タブレット、パソコンのいずれかが必要となります。パソコンをお勧めいたします。
・当日、参加者の都合(通信不具合を含む)で20分以上参加が確認できない場合は受講はできますが、受講証明書を発行することができません。ご了承ください。

研修会に参加されますと、日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できます。
・資格認定申請のためのポイント:2ポイント
・資格更新申請のためのポイント:3ポイント
研修会終了時に、取得ポイント数を記載した参加証明書をお渡しいたします。

★MMT「音楽療法研修会 高崎」の概要と長期予定は右上部に常にリンクしております
MMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

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第25回MMT音楽療法研修会 高崎
活動報告

令和4年1月23日に第25回MMT「音楽療法研修会 高崎」が、オンラインにて開催されました。
「プログラムの背景となる理論を学ぶ」をテーマに、東京、群馬、埼玉、福島、静岡から14名の方が参加されました。
このテーマに至った趣旨は、6月に開催されたMMT研修会での事例発表者が、参加者の皆様から「なぜ、そのような手順で関わったのですか?その理論的背景は?」などの質問に的確に答えることが出来なかったことから、何故この活動をするのか、どうしてこの曲や楽器を使うのかなどを説明する力、そして実際のセッションの取り組みが、どのような理論に基づいているのか、意見交換をしながら学びあうという趣旨で行われました。

今回の研修会では、話題提供者から、マリンバを使用した音楽療法セッションで、児童が次の曲を選ぶ際に「簡単な短い曲、聴いたことのある曲ばかり選んでしまう。長い曲や新しい曲にチャレンジするにはどのように取り組んだらよいか」という課題が提示されました。この課題について、3つのグループに分かれ、課題に合った取り組み方、その取り組み方はどんな理論に基づいているのかを話し合い、グループ毎に話し合ったことを参加者の皆さんでシェアをしました。
1つ目のグループは、ジャンルを広げる、また今までの曲をアレンジによって広げたらどうか。2つ目のグループは、その児童が視覚優位であると思われるので、新しい曲について見通しを持てるように曲を聴かせて選ぶのではなく、楽譜を見せてみてはどうか。3つ目のグループは、自信のなさに注目し、まずは自信を育てるために、縦に進める(レベルを上げる)だけではなく、横に広げるような課題(同程度レベルの曲を複数繰り返す)の提示が必要ではないかなどの意見が出されました。
理論としては認知行動療法、発達理論、人間主義的心理学などが提案されましたが、セッションにおいては、一つの理論からだけではなく、いろいろな理論が重なっていること、また自分の考えを持つ、そしてその考えを説明できる力をつけることの必要性を実感した研修会となりました。
アンケートには、セッションの振り返りや、音楽療法の基本を振り返る機会になった。事例を深く掘り下げて考える方が多く刺激になった。「プログラムの背景となる理論を学ぶ」という今回の研修会テーマを深めて欲しかった。難しい内容であったため、求められていることや、どこに注目して良いか理解しにくかった等の記載がありました。
今後の研修会運営に課題をいただきました。

コロナ禍の中、オンラインでの研修会は「研修会 高崎」では2回目、MMT開催の研修会としては4回目の開催となりました。
当研修会は、参加者全員一人ひとりが考えて発言することを主としています。
皆様のご参加をお待ちしております。
(記 平井)

第25回MMT「音楽療法研修会 高崎」
募集要項

2022年1月23日(日)に第25回MMT「音楽療法研修会 高崎」をオンラインにて開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください。

日程:2022年1月23日(日)
時間:13:00~16:00
会場:zoomにて実施(参加者には申込み後、メールでURLをご案内します)
内容:「プログラムの背景となる理論を学ぶ」
   ・話題提供者による(児童領域)実際の課題をもとに3つのグループに分かれ、
    それぞれグループごとに発達面、行動面、創造面からプログラムを考えるワーク
対象:MMT会員/一般 15名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員1,000円/一般1,500円                  
参加費は受付完了の連絡受信後、1月20日(木)までにお振込下さい
【振込口座】 
      郵貯銀行 普通預金口座 記号10030 番号61200701
      口座名 トクヒ)オンガクリョウホウノカイムサシノ

申込締切り:2022年1月8日(土)但し、定員に達し次第締切ります
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。
     ※キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。
参考文献:「音楽療法を知る~その理論と技法~」 編著:宮本啓子、二俣泉 

<お申し込みの前にご確認ください>
・小グループでのロールプレイを行います。1月8日までにこちらでグループ分けを行います。
・お申し込みの際、zoomの使用経験、オンラインセッションの実施経験についてご記入ください。
・ネット環境に接続できるスマートフォン、タブレット、パソコンのいずれかが必要となります。パソコンをお勧めいたします。
・当日、参加者の都合(通信不具合を含む)で20分以上参加が確認できない場合は受講はできますが、受講証明書を発行することができません。ご了承ください。

研修会に参加されますと、日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できます。
・資格認定申請のためのポイント(レポート有):2ポイント
・資格更新申請のためのポイント(一律):1.5ポイント
研修会終了時に、取得ポイント数を記載した参加証明書をお渡しいたします。

★MMT「音楽療法研修会 高崎」の概要と長期予定は右上部に常にリンクしております
MMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

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第16回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

6月27日に第16回(2021年度第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」がオンラインにて行われました。「事例発表/事例をもとにしたロールプレイ」をテーマに17名の方が参加されました。

事例発表ではポスター発表「音への気づきを手がかりに対人関係に改善が見られたASD児」と口頭発表「知的障害A氏のタイコの打音に及ぼすピアノの弾き方の工夫」の2事例が発表されました。ポスター発表10分間、口頭発表15分間の後、それぞれ30分間の質疑応答の時間を設けました。質疑応答では、様々な質問があがり、意見が交わされました。発表者の方からは、事例をまとめるにあたり、言語化することの難しさを実感したとの感想がありました。

次に4〜5名のグループにわかれ事例をもとにしたロールプレイの話し合いを行いました。口頭発表の内容をもとに「”打点のしっかりした連打”を促すピアノ」について取り上げました。
グループの話し合いでは、まず事例で使用された楽曲を用いて「メロディーのみ」「拍のみ」「メロディー+拍」をセラピスト役がピアノで弾き、クライエント役がタイコを叩きました。それらをもとに様々なアイディアを出し合い、音を出し体験しながら話し合いました。
発表では、それぞれのグループで話し合ったことを説明しロールプレイを行いました。1つ目のグループでは、打点の連打に注目し、ベース音とメロディのバランスについて工夫しました。2つ目のグループでは、拍を刻むことで叩き続けやすくなることに注目し、拍を強調してピアノを弾く工夫をしました。3つ目のグループでは、拍(ベース)を強調することに注目し、メロディとベース音の音域を広げるなどの工夫をしました。

ロールプレイについて参加者の方からは「ピアニスト役とクライエント役のそれぞれの立場からは音楽の聴こえ方が違うことに気付かされた」「セラピストとして、活動をどう展開していくか、提供していくかすり合わせが大切だと思った」「どのように叩いてもらうかによって、伴奏やタイコの提示がかわるのだと思った」などの感想が聞かれました。

当研修会では、事例発表の際、質疑応答の時間を長く設け、じっくりと話し合い、意見交換ができるよう心掛けています。参加者の方からも「考える時間が持ててよかった」「事例に対する質問、視点が勉強になった」という感想が聞かれ、当研修会で事例発表をしたいという声も聞くことができました。

今回もオンライン越しでありましたが、参加者の皆さんと顔を合わせ話し合う機会を持つことができよかったと思います。
今後も参加者の皆さんの声に応えられるよう研修会を行っていきたいと思います。
                                  (記 小林)

次回第17回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は決定次第お知らせいたします。
★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。
MMT「音楽療法研修会」概要をご覧下さい。