第24回MMT音楽療法研修会 高崎
活動報告

令和2年11月22日に第24回MMT「音楽療法研修会 高崎」がオンラインにて開催されました。高崎研修会では初の試みzoomを使用するにあたり、9月に武蔵野研修会で行われた活動を参考にして、スタッフの方々に様々協力をいただき実施することができました。オンライン開催という事で、遠方の方も参加しやすく武蔵野研修会からのメンバーや初参加の方を含めて、多くの方と交流を深めながら、総勢12名の方と学び合いました。

今回のテーマは「オンラインセッションを体験してみよう」で、コロナ禍で対面での活動が難しい状況下となりましたので、zoomを使って、オンラインバージョンで行いました。武蔵野研修会は、元気な高齢者のグループセッションの実際を体験的に学びましたが、今回は児童の個人セッションの学びでした。実際にリーダーやクライアント役を体験し、さまざま考察いたしました。歌唱活動で「こんにちは」、身体活動で「大きな栗の木の下で」、楽器活動で「音のシンフォニー」の楽曲を用い、zoomで小部屋に分かれてグループでの話合い、活動を考えてロールプレイでの体験は、オンラインセッション初めての方も多く、試行錯誤をしながらの取組みでしたが、実際にやってみて気づくこと、わかることがたくさんあり、実践をすることの価値をみなさんが再認識してくださいました。また藤本先生より、現在行っているオンライン個人セッションの動画を観ながら、解説を伺うことが出来きて、実際の様子も分かり知ることができました。

参加者から、「オンラインでは、画面の映り方、視線、声の大きさ、身体の動かし方など、対面とは違う事が実際に行う事で感じることができた。」、「子どもの個人セッションでは、アシスタント役のお母さんの役割が重要となり、その経験を子どもへの日常の対応に般化させることにもなるという利点を知ることができた。」などの感想をいただき、今回のオンラインセッションを体験することで、新しい発見と共に、工夫次第でさまざま活動が出来ることがわかるなど、音楽療法の理解をさらに深め合うことができました。これからオンラインセッションを始めてみたいという方もいらして、大変有意義な研修会になりました。

開催にあたり、準備等で様々ご協力いただきました武蔵野研修会のスタッフの方々、参加して下さったみなさま、本当にありがとうございました。
今回も大変お忙しい中でご指導くださいました(理事長)藤本先生には、心より感謝申し上げます。(記 稲葉)

次回第25回MMT「音楽療法研修会 高崎」は決定次第お知らせいたします。
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第15回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

9月20日に第15回(2020年度第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」がオンラインにて行われました。「ロールプレイを通してオンライン音楽療法セッションについて学ぼう」をテーマに16名の方が参加されました。

今回の研修会では、お元気な高齢者グループのオンラインセッションでの歌唱活動において、“皆で一斉に歌うと音がずれる”という条件の中、セッション参加者からの「全員で一緒に歌いたい」という要望を叶えるために、一体感、達成感、所属感が得られるよう、どのような工夫ができるかを、3つのグループにわかれ話し合い、発表をしました。

まず最初に、オンラインでの全員同時歌唱を体験しました。1度目は音をミュートにして歌い、2度目はミュートを解除して歌いました。ミュートにして歌うとセラピストのピアノに合わせ1人で歌っているように感じられました。ミュートを解除するとそれぞれに時間差が出てきて歌声にずれが生じましたが、音はずれていても人の声が聞こえる安心感がある、ずれる不安もあるが皆で歌いたいと感じた、など感想が聞かれました。

グループの話し合いでは、どのようにしたらずれを気にせずに歌い一体感などを得られるか、そのためにどのような工夫ができるかを考え、様々なアイディアを出し合い、実際に行いながら話し合いました。
発表では、それぞれのグループで話し合ったことを説明しロールプレイを行いました。1つ目のグループでは、音楽の伴奏に焦点が当てられていました。速いテンポ、大きな音はオンライン上では伝わりにくいということから、ゆっくりのテンポで平坦に伴奏の音も少なくすること、またセラピストはリズムを身体で大きくとり相手に伝えるようにする、などがあがりました。2つ目のグループでは、視覚的な補助について焦点が当てられていました。セラピストの口元を見ながら歌うとずれが少なく感じた、また、視覚からの情報としてリズムに合わせ身体を揺らすというアイディアには身体の動きが気になり歌に集中できなかった、などがあがりました。3つ目のグループでは、参加の仕方に焦点が当てられていました。画面から目をそらして歌ってみたが、よりどころのなさを感じた。声の大きさを変えてみたが大きいと他者の声が聞こえず、小さいと鼻歌のように感じた、などがあがりました。また歌詞を画面に出し、歌詞を指差しで歌ってみると、勉強的になってしまう感じがしたが、よりどころが少しはできた感じがしたなどがあがりました。

今回の研修会ではオンラインセッションを取り上げロールプレイを行いましたが、オンライン上での問題点や対面でのセッションとは違う点などを実際に体験することができ、考えることができました。
参加者の方からはオンラインセッションは難しいと感じたと前置きがありながらも「話し合いの中で色々試せたことがよかった」「皆で歌うことの楽しさが再確認できた」「色々なコツや工夫で、できないことはないように思えた」などの感想が聞かれました。

今回、MMT初のオンライン研修会を開催しました。現在、集まることが難しい中、オンラインで行い、参加者の方も顔を合わせることができよかったというお声をいただくことができました。今後も対面、オンラインと状況に合わせ開催を考えていきたいと思います。
(記 小林)

次回第16回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は決定次第お知らせいたします。
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第14回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

1月26日に第14回(2019年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が武蔵野市民会館にて行われました。「ピアノ伴奏について考えよう~歌唱活動・身体活動~」をテーマに15名の方が参加されました。

初めにウォーミングアップとして、ピアノを弾く時の心持について、どのようにクライエントのために音を出すことができるかについて体験をしました。参加者全員でピアノの周りに円となり順番に1音ずつ出していきました。最初は何も考えずまず音を出すことから始まり、だんだんと「前の人の音を聴いてつなげて音を出す意識を持つ」「前の人の音につなげ、次の人につなげる意識を持つ」「部屋の大きさを見て、部屋全体に響くことを感じて音を出す意識を持つ」などテーマが提示され、それを自身で意識しながら音を出し合いました。このウォーミングアップでは、それぞれの意識の持ち方や音への感じ方で音の大きさや、長さ、弾く時のタッチの重さ、響きの柔らかさなどに違いが出てくることに耳を傾けました。

次に児童2グループ、高齢者1グループにわかれロールプレイを行いました。今まではグループごとにロールプレイを行い、その結果を発表してきましたが、今回は当研修会では初の試みの、『グループでのロールプレイを他グループの前で行い発表までの過程を見てもらうという公開スタイル』の形で行いました。
まずグループで「ピアノ伴奏について臨床場面で困っていること」を話し合い、悩みなどを共有し、ロールプレイで取り上げる内容を選びました。その後、グループごとにロールプレイを行いました。ロールプレイでは内容についてどのような工夫ができるか、どのように考えられるかなど話し合い、ピアノを弾いて試してみながらアイディアを出し合いました。また今回は公開スタイルということで、グループ内で話が行き詰った時は、他グループの方たちに意見を求めることもできました。
児童グループ①では「伴奏の付け方がワンパターンになりがち」ということについて話し合われました。「雪」に伴奏をつけお互いに弾き合い、音域を移動させて弾く、弾き方(軽やかに弾く、なめらかに弾くなど)を変えてみるなど意見を交わし合いました。
児童②グループでは、悩みを話し合いその中から伴奏コードの付け方や、コード(音)の選択の仕方について話し合われました。また、即興場面でクライエントが弾く音に対してセラピストが何を感じとりどのように音を付けていくかという話があがり、これには他グループの方にモデリングを行ってもらいました。
高齢者グループでは「埴生の宿」を使用し、弾き方による違いを体験し、そこから伴奏付けの工夫について話し合われました。歌いやすくするためにはブレスの部分でピアノの音を減らす、少しシンプルな伴奏の方が良いかもしれないなどの意見がでていました。

今回の研修会では、ピアノ伴奏に対してピアノは苦手だからと思うのではなく、どのように意識をして弾くか、その意識を自身へではなくクライエントに向けられるように考え、できることをしていくということが大切だとあらためて感じさせられました。
参加者の方からはウォーミングアップでは「1つの音だけれども目的を持つと心持が変わる」「自身がピアノに近づけたように感じた」またロールプレイでは「悩みを話し合う事で他者と共感することができてよかった」「自分の出す音に責任を持たなくてはならないと感じた」などの感想が聞かれました。

今回の研修会は公開スタイルのロールプレイを行うという初の試みでしたが、ピアノ伴奏に持つ悩みを参加者の方たちと共有することができ、これからピアノ伴奏に対する意識を少しでも変え臨床現場で生かすことができれば良いと思います。
(記 小林)

次回第15回(2020年度第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は2020年9月20日(日)に行います。詳細は決定次第お知らせいたします。
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↑ウォーミングアップの場面です。「少し離れた位置に座っている方に音を届けるように弾く」というテーマに取り組んでいます。


↑ロールプレイの1場面です。話し合ったことを実際に行い、どのように工夫をしたら良いか案を出し合っています。


↑他グループのロールプレイを見ながら、参加者一人ひとりが考えています。

「うつ予防と音楽療法」に参加して

2月6日(木)西東京市高齢者支援課・地域包括支援センター主催の講演会「うつ予防と音楽療法~音楽を愉しみ、笑顔を増やそう~」が、コール田無の多目的ホールにて開催されました。昨年に引き続き2回目の講演会でした。大変よく晴れていましたが、風も強くとても寒い日でした。気温が低い中、大勢の市民の方がいらしてくださいました。NPOからは、藤本禮子理事長、松本、原、金子、及川が参加しました。
前半は日本音楽療法学会常任理事で心療内科医師の村林信行先生による「さまざまな場面に出現するうつとその対策」のご講演、後半は藤本理事長による音楽療法体験の時間が持たれました。
音楽療法体験では、会場の皆さんと歌唱、身体活動、楽器活動を行いました。歌唱の際には一曲歌うごとに声が大きく聞こえてきました。身体活動では「ラ・クンパルシータ」のテンポに乗って、手拍子・足踏み・お隣さんの肩をトントン、初めましてのお隣同士でも笑顔が見られました。楽器活動の際には、「音楽療法サロンGO小金井」「音楽療法せせらぎ会」による「北の国から」「オ・シャンゼリゼ」のデモンストレーション演奏と、会場にいらした方を呼び込み一緒に合奏を体験していただきました。「初めてだしできるかしら?私が出ていいの?」と心配そうに出ていらした方も、「できたわ!楽しかった!」と嬉しそうに話してくださいました。
講演会の最後に「花」を立って歌いました。私も客席側で皆さんと一緒に歌いました。体験開始時の静かな会場の雰囲気と打って変わって、晴れやかな表情で大きく口を開けて歌っている方が多いことに気が付きました。後ろを振り向いて「とってもいいお声ね!歌声がとても素敵!」と、初めて会った方との会話が弾む様子も拝見することが出来ました。「寒かったけど今日は来てよかったわ!」「すごく楽しかった!」「またやってほしい!」と話しかけてくださる方がとても多かったです。(記 及川)


↑さだ まさし作曲の「北の国から」を 会場の方も一緒にリードホーンで演奏しています。


↑NPOmmt 地域の音楽療法に参加して下さっている「せせらぎ会」「音楽療法サロンGo小金井」の皆様による「エーデルワイス」の演奏です。


↑講演会の最後に会場全体で滝廉太郎の「花」を合唱しています。

第13回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

6月23日に第13回(2019年度第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が武蔵野市民会館にて行われました。「合奏を考えよう~対象者の目的に合う楽器・曲の使い方~」をテーマに19名と多くの方にご参加いただきました。

児童・成人・高齢者の領域にわかれ(児童2グループ、成人2グループ、高齢者1グループの計5グループ)、事前にお知らせしておいたリチャード・トンプソン作曲「キャッチ・ザ・ビート(「音楽療法のためのピアノ小曲集」より)」を使用し、それぞれの対象グループのニーズに合わせた合奏を考え、発表しました。

グループの話し合いでは、グループ内であらかじめ対象者と役割(セラピスト、ピアニスト、クライエントなど)を決め話し合いを進めました。楽器の選定、また対象者の目的のために曲・楽器をどのように活かすか、そのためにどのような働きかけや指示の出し方、音楽が必要となるか話し合い、実際に練習し、それに対してそれぞれの立場でどう感じたかを話し合い、アイディアを出し合いました。
発表では、グループで設定した対象グループや目的を説明し、ロールプレイを行いました。児童グループ①では、理解力や行動のペースに差のある3名にそれぞれのペースに合わせた合奏、また児童グループ②では、力のコントロールが難しく失敗感を感じてしまうクライエントに対し、成功体験がつめるようタンバーの差し出しに工夫をした合奏が発表されました。成人グループ①では使用曲に初めて取り組む設定の中、1人1人が満足感を得られるよう楽器の提示に工夫をした合奏、また成人グループ②では、2つのグループにわかれ、それぞれ役割を集中して行うこと、互いを意識し合うことを目的とした合奏が考えられました。高齢者グループでは様々なクライエントが集まったグループが皆で一緒に楽しめるよう、またその中で眠気の見られるクライエントには入眠しないよう工夫を加えた合奏が発表されました。
それぞれのグループの発表が行われ、それに対して意見交換が活発に行われました。その中には自身のグループでは思いつかなかったアイディアや視点などがあり、それらについてあらためて考えさせられました。

参加者の方からは「小グループで意見交換ができたこと、短い時間でまとめあげる大切さがよくわかった」「発表のあとの意見交換がとても勉強になった」「目的に合わせた曲や楽器の使い方を他の方の案ややり方を聞く事ができてよかった」などの感想が聞かれました。

上記のように参加された皆さまに何か1つでも参加してよかったと思える体験ができるよう、今後のテーマも考えていきたいと思います。
(記 小林)

次回第14回(2019年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は2020年1月26日(日)に行います。
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↑児童グループの発表です。クライエントそれぞれのペースに合わせてThが働きかけています。


↑成人グループの発表です。楽器を鳴らす人に注目が向きお互いに意識し合えるようにすすめています。


↑発表後の意見交換の場面です。様々な意見や感想が飛び交いました。

第22回MMT音楽療法研修会 高崎
活動報告

8月25日(日)、高崎佐野公民館にて第22回MMT「音楽療法研修会 高崎」が行われました。今回も藤本理事長を講師にお迎えし、「スペース奏の効果を探る」というテーマのもと、8名の参加者とともに学びを深めました。

内容は、午前は参考文献も見ながらスペース奏のメリットやデメリットについてお話を聞いたり、実際の臨床場面のビデオを鑑賞しながらスペース部の分析を行ったりしました。午後は予め参加者の希望をとり、対象者を「高齢者」と「児童」とした2つのグループに分かれて話し合いやロールプレイ形式での発表を行いました。使用曲は、それぞれのグループが想定する対象者にあったもの(スペースが用いられるもの)を話し合いながら選定しました。それぞれのグループで、スペース部でリーダーがどのように楽器を提示するか、又はどのタイミングで声をかけたり歌いかけたりするか、ピアノはどのように弾くとより効果的か、アシスタントはどのようにフォローすると良いか等々、活発に意見を出し合っていました。

発表では、高齢者対象グループは「イン・ザ・ムード」(J・ガーランド作曲)、児童対象グループは「2人の音」(臼井裕美子作詞作曲)を用いてどちらも楽器活動を行われました。「対象者に対してこんな発信をすると、こんな反応が想定されたね。ではどうしたら改善されるかな」等、様々な場面を想定した上で意見交換することができました。

フリートークの時間には、各々が臨床場面で抱えている悩みや疑問、資格取得又は更新に向けてのアドバイス等の情報交換の場ももてました。

今回の参加人数は若干少なめではありましたが、お一人お一人の悩みや課題、情報をじっくりと共有し、学び合える機会となり、笑いも交えながらの楽しい研修会となりました。(記 諸)

次回第23回MMT「音楽療法研修会 高崎」は2019年11月3日(日)に行います。
詳細が決まり次第、募集要項にてご案内させていただきます。

VTRを見ながら意見交換をしている様子

グループに分かれて実際の場面を想定してロールプレイをしている様子

デスクベルを使用して
「2人の音」を合奏している様子

第12回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

3月31日に第12回(2018年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が武蔵野市民会館にて行われました。「楽器活動の目的とそのための楽器・曲の使い方を考える」をテーマに11名の方が参加されました。

希望の多かった児童、成人の領域にわかれ(3名程の3つのグループ)、タンバーを使った活動での目的や方法(差し出し方、タイミングなど)、曲の使い方、伴奏のつけ方などについて話し合い、発表しました。
グループでの話し合いでは、グループ内であらかじめ対象者と役割(セラピスト、ピアニスト、クライエントなど)を決め話し合いを進めました。対象者にどのようにタンバーを使い、どのように関わっていきたいか、そのためにどのような働きかけや音楽が必要となるか話し合い、実際に練習し、それに対してそれぞれの立場でどう感じたかなどを話し合い、タンバーを差し出す方法や、伴奏の付け方などのアイディアを出し合いました。
発表では、グループで設定した対象者や目的を説明し、ロールプレイを行いました。成人グループでは、理解力や行動のペースに差のある2人が活動を共有すること、児童グループでは、20名程の集団活動の中で、注目をして欲しい子どもに対応しながらいかにまとめて行うか、もう1つの児童グループでは、対象者の個々の課題に対応しながら活動を共有することを目的として発表を行いました。
発表中は、クライエント役の方の動きに思わず笑いがおきるなど、緊張感がありつつも穏やかな雰囲気の中で行われました。

今回は使用曲(「音楽療法のためのピアノ小曲集」よりイレーナ・ユルマン作曲「たいこをたたこう」)を事前にお知らせし、参加者の方にまえもって曲に目を通していただいたうえで行いました。
それにより、使用曲を事前に把握できたのでよかったという声が多く聞かれました。
また、初めて参加された方からは、「自身では気づけなかったことを色々と気づけた」「自身がどのような傾向にあるかを知るのが大事」「それぞれの立場からの視点で話し合えたこと、実際に体験できてよかった」という感想が聞かれました。

今回のテーマは参加された多くの方に好評だったようで、また企画してほしいと声があがり、嬉しい限りです。このような参加された方からの声を受け止め、今後の研修会にいかせていけたらと思います。
(記 小林)

次回第13回(2019年度第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は2019年6月23日(日)に行います。
★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。
MMT「音楽療法研修会」概要をご覧下さい。


↑話し合いの場面です。お互いに意見を交換しアイディアを出し合います。


↑セラピストの後ろから忍び寄るクライエント。この後、会場には笑いの渦が!


↑高く差し出されたタンバーに狙いを定めています。

第21回MMT音楽療法研修会 高崎
活動報告

1月27日に第21回MMT「音楽療法研修会 高崎」が高崎佐野公民館にて行われました。
内容は、「ワーク:基礎編」「ワーク:応用編」「フリートーク」でした。藤本理事長を講師にお迎えして12名の参加者で学び合いました。

午前の部では「ワーク:基礎編」として、「音楽療法セッションで使用する合奏曲を学ぶ」ことを目的として2曲を使用して研修を行いました。1曲目の使用曲は「カリヨン」で、ワークシートを使用して1、曲の特徴(①曲について②楽器について)、2、合奏曲を考える時のポイントについて個別に考えました。①曲については、A/Bの構造であり、それぞれの特徴を生かした活動を考えました。②楽器については、セッションで使用されている音源を聴きながらどんな楽器がどんな機能を持ち、何の目的で使用されているかについて考えました。2曲目の使用曲は「だれの番?」で、セッションの映像を見ながら楽譜を基に同様に進めました。

午後の部では「ワーク:応用編」として、基礎編で行った2曲を様々な臨床現場に合わせて使用するために3グループに分かれて話し合い、ロールプレイ形式で発表しました。
1曲1時間程度の中で、活発な意見交換がされていました。リーダー、ピアニスト、アシスタント、クライエントなど、それぞれ役割を変えて体験しました。発表の際には活動の目的や工夫した点を説明し、各グループが多様なクライエントを設定して様々なバリエーションを発表することができました。

フリートークでは、各自が悩んでいることや疑問点を挙げ、皆で共有したりアドバイスを行うなど、有意義な情報交換の場になりました。藤本理事長から国家資格に向けての報告も頂きました。
 
今回の参加者は、20代の学生から60歳以上の音楽療法経験者など、様々なメンバーで構成されていたため、互いに良い刺激を貰いながら学び合うことができる機会になりました。
クライエントが「良かった」と思うようなセッションを目指して、これからも多くの方々にご参加を頂きながら研修会が続いていくことを楽しみにしています。
 (記 常見)

モデル演奏(CD)を聴いた後、それぞれが楽譜に特徴や用楽器などを記入しているところ

ワーク①グループ活動(3つのグループに分かれてプランニング中)


ワーク②発表(ロールプレイで実践を行う)

次回第22回MMT「音楽療法研修会 高崎」は7月を予定しております。詳細が決まり次第、募集要項にてご案内させていただきます。

ケアリンピック武蔵野2018に参加して

去る12月1日(土)、ケアリンピック武蔵野2018実行委員会(武蔵野市健康福祉部高齢者支援課)主催「ケアリンピック武蔵野2018」が武蔵野スイングホールにて開催されました。
11階レインボーサロンでの《地域の中にある身近な通いの場「いきいきサロン」》の活動発表に、日高サロンの有志の皆さんと、NPOからは藤本禮子先生、原、及川が参加しました。
日高サロン代表・田村さんの活動紹介の後に、藤本先生の進行のもと「音楽療法の体験発表」を行いました。椅子に座って行う「東京音頭」の体操、トーンチャイム合奏「オ・シャンゼリゼ」、歌唱とハンドベル合奏「ふるさと」の3曲を発表しました。
活動発表のトップバッターということもあり、ステージ上で待機している間は緊張された表情に見えましたが、会場に駆けつけてくださったお仲間やお客様からの応援に答えるように、徐々に表情もほぐれてのびのびと発表なさっていました。客席の皆さんも一緒に体操や歌に参加してくださり、温かな雰囲気の中15分間の発表時間が終わりました。
ステージを下りた後に「よかったわよ〜!」と声をかけられて嬉しそうな皆さんの姿が印象的でした。私もキーボード伴奏で参加させていただき、和気あいあいとした「いつもの日高サロンの雰囲気」を一緒にお伝えできたように思います。
(記 及川)

↑日高サロンの高橋さんが撮影とレイアウトをしてくださいました

武蔵野赤十字病院
「音楽療法のお話と体験」に参加して

2018年10月27日13時30分より15時30分まで、武蔵野赤十字病院アトリウムパンジーで“「スマイル教室」特別編 フレイル予防で認知症予防②「音楽療法を体験しよう」”が行われました。
主催は武蔵野赤十字病院認知症疾患医療センター、武蔵野赤十字在宅介護・地域包括支援センター、NPO音楽療法の会武蔵野、そして協力は「音楽療法せせらぎ会」でした。NPO音楽療法の会からは、藤本禮子先生、及川、松本、原が参加して音楽療法体験を担当しました。会場には近くにお住まいの方や入院されている方の他、「音楽療法サロンGO小金井」「音楽療法せせらぎ会」の皆さんも駆けつけてくださいました。

始めに、認知症疾患医療センター相談員の大谷先生からご挨拶がありました。「認知症予防には算数や体操など様々な方法がありますが、何より楽しく行うことが大切です。今日これから行われる音楽療法がそれにあたるかもしれません。ぜひ今日は楽しんでお過ごし下さい。」とのお話でした。

その後、藤本先生が紹介され「音楽療法の体験」が始まりました。まず、「声を出そう(発声の歌)」を歌い、続けてその歌の歌詞を参加者に考えていただくようにお願いしますと、会場の皆さんの中から「泣きましょう~えんえん…」「話をしよう~ペチャクチャ…」の案をいただきました。言葉をはっきりと発音をすることを意識して歌いました。
「里の秋」ではピアノの前奏から秋の景色に包まれるような雰囲気が広がり、歌詞に思いを巡らせて皆さんとしっとりと歌いました。
大変良いお天気に恵まれたこの日は、窓からさんさんと日が差し込み、余りの明るさにスクリーンのパワーポイントが見えにくいハプニングもありましたが、「見えないものを一生懸命見て、一生懸命聞いて、分かることはすごい脳トレなります。歌詞を思い出しながら歌いましょう。」とのお話に、会場の皆さんは一様にうなずいていらっしゃいました。次の「紅葉」では2グループに分かれて輪唱にもチャレンジしました。輪唱で歌う際の緊張感と、合流し一緒に歌う時の喜びとほっとされた様子が、歌声から伝わってきました。
ここで、藤本先生から「音楽療法では好みに応じた快刺激、美的体験、成功体験、会話、回想、役割分担、運動をすることができます。音楽療法は楽しいデュアルタスク・マルチタスク、音楽療法士は対象の方に合わせて音楽を調理して進めさせていただいています。」と音楽療法についてお話があり、その後、マルチタスク体験を「虫の声」で行いました。私は緊張しながらでしたがピアノを担当させていただきました。
「虫の名前グループ」「虫の鳴き声グループ」に分かれての掛け合い唱を行いました。相手を聴きながら自分の役割を果たし、しかも歌詞は見ずに思い出して歌う、まさにマルチタスクです!一人ですべてを歌うよりも難しく、2番の歌詞は思い出すことも大変で、(あれ?次は何の虫だっけ?)(なんて鳴いてたっけ…)という不安げな雰囲気が会場全体を覆い、1番よりも歌声が小さくなりました。歌い終えて、「これはすごい脳トレです!たとえ失敗しても、へへへ!と笑いあって、皆さんで一緒にやる方が楽しいですよね!」と藤本先生からのお言葉に、皆さんほっとした笑顔でうなずいていらっしゃいました。
「証城寺の狸ばやし」では左右の方の膝もお借りして、歌を歌いながらの体操をしました。テンポが速くなるにつれ笑い声も聞こえてきました。「東京音頭」は歌に合わせて座ったまま全身の運動ができます。一つずつの動作をなんとなくではなく「意識して行う」ことを目標に運動しました。
休憩後の合奏体験「オ・シャンゼリゼ」「北の国から」の2曲は、「音楽療法サロンGO小金井」と「音楽療法せせらぎ会」の皆さんによるデモンストレーション演奏を行い、続いて初めて参加する皆さんにも楽器を交代して体験していただきました。「皆さん、たくさん練習したからできるんでしょ?私は初めてで、できないからいいわよ…」とおっしゃっていた女性も、「どうぞ どうぞ!やってみてください!すぐにできますから!」とステージ側から誘われて、一緒に体験していただきました。客席からは「がんばれー!」と応援の声も飛び交い、演奏後は初参加の方も晴れやかなお顔に見受けられました。
最後に「山小屋の灯」を歌い、会の幕を閉じました。

2時間たっぷりと体験をなさったあとは、スタート時よりも会話が弾みお元気にお帰りになられた印象です。音楽療法が皆さんにとって「お元気の素」になっているように感じました。
(記 及川)


↑「東京音頭」を歌いながら、椅子に座ったままできる体操をしました。「ヨイヨイ!」手拍子もぴったり揃いました。


↑トーンチャイムを高く掲げ「オー・シャンゼリゼ」最後の音の響きを味わっています。アトリウムいっぱいにやさしい音色が広がりました。