1月28日に第18回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」がオンラインにて行われました。
「Thの声かけ・ふるまいの工夫について~自分の対応を振り返る」をテーマに12名の方が参加されました。
昨年度より虐待防止研修が義務付けられ当研修担当の1人が受講した際「グレーゾーン」に当たる例として「~~しないと〇〇できないよ」という言い方が紹介されました。音楽療法場面でも思い当たることがあるため、自身の声かけ、ふるまいについて振り返り、適切な声かけ、ふるまいについて考えてみようと今回のテーマとして取り上げました。
まず研修担当がテーマの取り上げられた経緯を説明し、職場で受講した虐待防止研修の内容、研修を受けたことによる臨床場面での声かけやふるまいに対する迷いや意識の変化などが問題提起されました。その後、音楽療法や対人支援場面におけるグレーゾーンにつながりそうな「小さなできごと」を共有し、少人数のグループにわかれグループディスカッションを行いました。
後半は、上記であげられたことの中からそれぞれグループごとに具体的な対応案について話し合い、その後全体でシェアして意見交換を行いました。グループディスカッションでは参加者それぞれの視点や経験から意見が出されました。また全体でシェアすることによりグループ内では出されなかった意見があがることで視野が広がったり、あげられた案に同意を得たりと話し合ったことを共有することができたと思います。
参加者の方からも「虐待ということを考えるきっかけになった」「セッションの目的や意味をしっかり持ってやっていくことが大切だと感じさせられた」「自身の声かけ、対応ごどうだったか話し合うことが今後につながると思った」などの感想が聞かれました。
今回の話し合いでは、セラピストとクライエントとの関係性だけでなく第3者からの視点も踏まえて自身の声かけやふるまいを考え対応をすることも必要なのだと考えさせられました。このことを念頭におき今後のセッションに活かしていけたらと思います。
次回のMMT「音楽療法研修会 武蔵野」は皆さまのご要望もあり、対面で音や音楽を取り入れたテーマを予定しております。
次回第19回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は2025年1月19日(日)に対面形式で開催予定です。詳細は決定次第お知らせいたします。
(記 小林)
★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。
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