群馬音楽藝術学院「第3回音楽療法講座」
8月30日に第3回音楽療法講座が開催されました。群馬音楽藝術学院は、新前橋駅から徒歩5分の距離にあるレンガ塀のモダンな建物で、1階のウインドホールが会場です。
初参加の方も2名いらして、お一人の方は東京中野区にお住いの看護師さんで、19名の方がご参加くださいました。 前半の「成人・精神科領域の音楽療法」についての講義では、精神科領域の対象者、特徴を知り、その治療法と音楽療法について学びました。…大切なことは、人間を見る事で、その人が何に困っているか、病態を知ることです…との藤本先生の力強い言葉が印象的でした。
後半のワークは、ハーモニー奏の実践です。ト-ンチャイムで、「富士の山」の曲を全員合奏した後で、3つのグループに分かれて曲をさがし、練習と発表を行いました。「故郷の空」「静かな湖畔」「カントリーロード」「北の国から」…などなど、沢山の曲が出てきて、トーンチャイムとゴールドベルの演奏会は、とても楽しく、会場は美しい音色に魅了されたみなさんの笑顔で溢れていました。次回のワークはメロディー奏です。カウンターメロディーの説明もあり、皆さん次回を楽しみにされていました。
次回は9月28日「高齢者の音楽療法 1」です。初めての方でも、わかりやすく楽しく学べる講習会ですので、ご興味のある方は是非参加なさってみて下さい!!
(記 稲葉)
お問い合わせ・申し込みはこちらのサイトから
↑道路側から群馬音楽藝術学院(群馬音楽アカデミー)を見た眺めです
←白で統一されたウインドホールは
とても素敵です
↓正面にはグランドピアノがあり、
ここでコンサートも開かれます
↑皆さん、熱心に講義を聞いています
↑グループ練習~ピアノの回りに集まって、みんなで音作りをしています
↑グループ発表~ハンドベルのハーモニー奏、美しい音色が響いています
MMT「音楽療法研修会 高崎」
31日は、MMT音楽療法研修会が藤岡総合学習センターで行われました。高崎の公民館が取れず、藤岡市在住の会員さんのお陰で、良い公共施設に出会う事ができて感謝しております。
最初の個人指導で、音楽療法士受験対策のためのピアノのレッスンが行われ、その後8名が加わり、合計9名が集いました。 藤本先生は、ウイーンで開催された世界大会のお土産を、1つ1つのエピソードをお話ししながら、私達に下さいました。写真のようにどれも素敵で、みんな選ぶのに迷いながら…お土産を手にした私たちは、嬉しくてニコニコ♪。
藤本先生が音楽療法世界大会で重大な任務を遂行するご多忙な旅の中で、私達の事を忘れずにいて下さったことにみんな胸がいっぱいだったと思います。講義では、音楽療法におけるABAアプローチについて、1つの事例を読み込み、その文章から出来事を分析し、それを図式化することで、それぞれが理解を深めました。学生の時に学んでいた事でも、実際のセッションでここまで深く掘り下げて分析的に行動できていないことに気づく大切な学びでした。
その後のワークの時間には、参加者から現場での問題提起があり、その問題を一緒に考えることになりました。その方の切実な想いと状況をシェアしたうえで様々な質問や意見を自由に交換し合いました。やりたくてもやれない要因はさまざま考えられますが、本当にやりたいこと、ご利用者さんにして頂きたい事であれば、精一杯やることだと、初めの一歩を踏み出すことの大切さをみんなが感じて前向きになれた有意義な時間でした。参加者が自由に意見を述べ合いながら、それぞれがそれぞれに納得する結論を導き出すことができたということが何よりの成果だと思います。
最後の時間は音楽療法世界大会に関するお話でした。世界大会向けての苦労話や、日本開催が決まってからの活動など、貴重なお話を沢山お聞きすることができ、世界大会に向かって自分たちのできる事はなんだろうと考える機会になりました。 今回も盛りだくさんな内容で、実践に役立つ研修会でした。
群馬県内の方、県外の方も、私達と一緒に音楽療法を学びませんか? 次回は9月29日(月)高崎市内で行いますので、興味のある方は是非一度ご参加ください。
(記 稲葉)
問い合わせ・申し込みはMMTまでお願いいたします。
↑藤本先生の音楽療法世界大会(ウイーン)のお土産を集めたら、こんなに沢山!!