第11回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

6月17日に第11回(2018年度第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が武蔵野市民会館にて行われました。「楽器活動における“指示の出し方”について学ぼう」をテーマに14名の方が参加されました。

トーンチャイム、ラッパ、音積み木の3種類の楽器を用意し、それぞれ希望する楽器ごとに4名程のグループにわかれ、指示の出し方について話し合い、発表しました。
グループの話し合いでは、楽器の特性や、扱い方などの話から始まり、それらに対してどのように指示を出せば伝わりやすいかなど、指示を出すセラピスト役とクライエント役をお互いに体験し合いながら案を出し合いました。今回の話し合いでは、「指示の出し方」について3つのポイントを考え、まとめました。
発表は、話し合った内容と3つのポイントを伝えながら「虹の彼方に」の曲を使用し行いました。
ポイントは「クライエントの視線をとらえる」「セラピストの立ち位置」などがあげられました。
セラピスト役とクライエント役を分担し演奏を行って実際に体験し、あげられた3つのポイントについて意見を出し合いました。楽器の種類に関係なく共通した心構えがあることや、体験する側によって「指示の出し方」の感じ方の違いなど、様々な意見が飛び交いました。

参加者の方からは「具体的な内容を実践的に学べた」「使用した経験が少ない楽器への指示の出し方を体験することができた」「色々な方の意見、視点に気付け考えの幅が広がった」などの感想が聞かれました。

今回のロールプレイでは、参加者の皆さんが、ご自身ではあまり経験のない楽器を体験したい、と選ばれる方が多く見られました。あえて経験の少ないことに挑戦されたことを嬉しく思いました。
また、話し合いやロールプレイでは多くの方が積極的に発言されており、お互いに刺激を受け合い学びの多い時間となりました。
(記 小林)

次回第12回(2018年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は決定次第お知らせいたします。
★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。
MMT「音楽療法研修会」概要をご覧下さい。


↑トーンチャイムの実践場面です。クライエント役とアイコンタクトをとり合図を出しています


↑ラッパの実践場面です。長く吹いてもらえるよう合図を出しています


↑音積み木の実践場面です。サインを出す際の手の位置や形に気をつけながら合図を出しています