「音楽療法サロンGo武蔵野」
 11月・12月の活動報告

【11月】
11月からは「ぐっどういる境南」の二階に会場を移して開催しています。
11月17日は二回目のセッション。
「音楽療法はどういうものなのか?」「なぜ、どういうメカニズムで、心身によい影響をもたらすのか?」など、参加者の方々から理論的な質問が寄せられていましたので、今回は資料も配布し、実際に音楽活動をやりながら、質問にお答えしながら進行しました。
「歌うときにからだを動かしていいのか?」などの具体的な質問に、「音楽すること」がこれまでの経験のなかでどういうことだったのか、を考え合う一幕もありました。
音楽療法のなかでは、「うまい・下手」とか「こうすべき」という懸念から心身を開放して変わることができる。そのことを実感していただけるときがくることを期待しています。
 
【12月】
12月は15日に行いました。
継続して参加してくださる方々が定着してきたので、この日初めて簡単な自己紹介をし合いました。
住んでいる町名を言うだけで、同じ地域に住む人どうし、話がはずみ、親しみがわき、その後のセッションの雰囲気も硬さがとれてアットホームなものになったようでした。これまでは個々それぞれに参加し「理論を知りたい」という個人的なニーズが先行している段階でしたが、「一緒に活動していきましょう」という共生的な関係へと変化していくプロセスの入り口に立ったと感じました。
プログラムは、毎回20曲くらいの様々な歌唱曲や楽器演奏用の曲を用意しており、何をやるかは、参加者の方々のご希望を伺いながら決めていきます。
リーダーの「最近話題になっている『広い河の岸辺』という歌を歌いませんか?」との発言に、男性の参加者の方から「案外ミーハーだな~」と笑いが出ましたが、「ミーハーというのは社会の変化に興味をもっているということですから、いいんですよ~」とリーダーも笑顔で応酬。まずは歌ってみました。音楽療法士も含めほとんどの方が歌った経験のない曲でしたが、まずピアノを聴きながら歌ってみる。すると歌詞がしみじみと迫ってもう一度歌いたくなる。誰も「知らない」としり込みせずに、心で歌うことができたように感じました。
「認知症予防・心身の健康維持 そして出会いの場」というここでの目的が、ご自分がやってみたいと思う活動を楽しむなかで得られていくこと、そのことを仲間同士で共感し合いながらよろこんでいただけることを心に描き、毎回のセッションを展開させていただきたいと思っています。
1月以降も、引き続き「ぐっどういる境南」二階で、毎月第三月曜日に開催いたします。
新しい方からのお申込みもいただいており、新たな出会いも楽しみです。
(記 前橋)

2015年1月の「音楽療法サロンGo武蔵野」の活動は1月19日(月)の10:30~12:00の予定です。皆様のご参加をお待ちしております。
詳細は、右にありますカテゴリーの「Go武蔵野 参加者募集中」をご覧下さい。

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↑会場のぐっどういる境南の外観です。

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↑会場のぐっどういる境南の玄関にMMTの看板を置きました。

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↑ぐっどういる境南の2階です。音楽療法セッションはここで行います。

「音楽療法サロンGo静岡」
 12月の活動報告

「音楽療法サロンGo静岡」では、12月6日に幼児個人音楽療法セッションを行いました。楽器を見ると手を伸ばして鳴らす。音楽に合わせて止まっていることができるなど、活動自体に慣れ、自ら行動する様子が見受けられるようになりました。
当日はセッション見学されたお友達と、無料体験に参加されたお子さんのお二人が来られました。ピアノに興味を持ち、弾いて音を確かめたり、セラピストが歌う声や楽器の音に耳を傾けている様子が伺われました。
セッション後のお母様方からのアンケートでは「楽しそうでした」「もっと体験してみたい」「本人が興味をもって楽しく過ごしているのを見て嬉しく思いました」「音楽ってすごい」等のご感想をいただきました。
次回個人セッションで体験していただきます。
(記 平井)

次回の「音楽療法Go静岡」の活動は、1月10日(土)15:00~17:00です。皆様のご参加をお待ちしております。
「音楽療法サロンGo静岡」の今後の予定や詳細は、右にありますカテゴリー「Go静岡 参加者募集中」をご覧下さい。

MMT写真#3−1
↑ピアノの前にツリーチャイムをセットして、手が届くようにしました。

MMT写真#3−2
↑手で持って振って鳴らすスズと、指に着けるスズを使ってみました。

「音楽療法士及び志望者向情報」
 更新案内

この「最新情報」では、ホームページ全体の更新案内も行います。
先日、「音楽療法士及び志望者向情報」で10月に武蔵野市で行われた
「音楽療法研修会」の活動報告を更新致しました。
また、11月に行われました群馬での講演会と研修会の活動報告は近日中に更新致します。
ぜひご覧下さい。

「音楽療法サロンGo静岡」
 11月の活動報告

11月1日に「音楽療法サロンGo静岡」の第2回目の幼児個人音楽療法セッションを行いました。4回目のセッションとなったこともあり、セラピストや、音楽活動をする場所に慣れた様子で、入室時から笑顔が見られました。
興味のあるツリーチャイムを良く見て、曲の中の呼びかけに合わせて鳴らす様子や、タイコを叩く活動は初めてでしたが、バチを握ると思わず叩こうとする積極さも伺われました。
また活動する中でセラピストを見て笑う場面も見られ、楽しさを共有できてきた思いです。一つひとつの活動に合った意味のある活動となるよう心掛けていきたいと思っております。
(記 平井)

次回の「音楽療法Go静岡」の活動は、12月6日(土)10:00~12:00です。皆様のご参加をお待ちしております。
「音楽療法サロンGo静岡」の今後の予定や詳細は、右にありますカテゴリー「Go静岡 参加者募集中」をご覧下さい。

MMT写真#2
↑「音楽療法の会武蔵野」の素敵なデザイン画と一緒に、
タイコを叩く活動に使用した作製バチとジャンベ。
マペットも使って手をつないでみました。

「音楽療法サロンGo小金井」
 11月の活動報告

11月は1日、8日と2回の活動を予定していましたが、1日は連休の為、参加希望者が少なかったため行いませんでした。

~子どもの活動~

11月の子ども対象の音楽療法は、11月8日(土)に行いました。
部屋や音楽療法士に少しずつ慣れ、ここで何が始まるのかも少しわかってきた様子。
様々な楽器が提示されるたびにしっかりと注目し、音楽が始まると耳を澄ませているのが、はっきりと感じられます。
興味をもって注視し、音をよく聴くことが出来てきているので、音楽を楽しむなかで少しずつ集中時間を伸ばし、感覚や体や心を無理なく育んでいけたらと思います。
お母様方にもプログラムの内容とその目的を書いたものをお渡しし、お子さま方への療法的な視点をご理解し喜んでいただきました。(記 前橋)

12月の「音楽療法サロンGO小金井」子どもの活動は、12月13日(土)の12:50~13:40の予定です。皆様のご参加をお待ちしております。
詳細は、右にありますカテゴリーの「Go小金井 参加者募集中」をご覧下さい。

2014.11.8笛類とボール
↑今回の子どものセッションで使用したものです
 

~大人の活動~

11月の大人対象の音楽療法は、11月8日(土)に行いました。
歌唱のプログラムでは、イギリスで作られた楽曲を、犬童球渓作詞「秋夜懐友」と近藤朔風作詞「ほととぎす」という二種類の美しい日本語の歌詞で味わい、最後に原曲の英語の歌詞でも歌ってみて、さらに違った趣を感じたりしました。
また、認知症予防に効果的といわれている「マルチタスク」を楽しく行うことを目指して考案した「ダジャムプラス」では、最初は簡単なことから次第にハードルをあげていき、脳やからだが活性化していることを実感していただくことができました。継続的に続けていくことで効果を実感していけたら、と思っています。
楽器活動では、メロディー奏とハーモニー奏を行い、タイミングや音量をコントロールしながらお互いの音の響きをよく聴きあって、心地良い音の世界にひたりました。
さらに今回から、セッションが終わったあと、各自活動を振り返って、「音楽療法セッションの活動は自分にとってどう有益だったか」ということを具体的に再認識できるチェックシートをお配りすることにしました。
 楽しく活動すること、そしてやったことの記憶を確認し次へつなげていくこと、その両方をおこなうことで、喜びや達成感がしっかりと得られるよう目指していきます。
(記 前橋)

12月の「音楽療法サロンGO小金井」の大人の活動は、12月13日(土)の14:00~15:30の予定です。皆様のご参加をお待ちしております。
詳細は、右にありますカテゴリーの「Go小金井 参加者募集中」をご覧下さい。

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↑桜町市民いこいの家の玄関前では、大輪の菊花がお出迎えしてくれました