第20回MMT「音楽療法研修会高崎」
活動報告

7月22日に第20回(2018年度第1回)MMT「音楽療法研修会 高崎」が高崎佐野公民館にて行われました。「ピア・スーパービジョンによる事例報告を検討し、学び合う」「ワーク:テーマに沿った活動例を報告し、ロールプレイを行い実践に繋げていく」「フリートーク」の内容で9名の方が参加されました。

最初に「広汎性発達障害児の楽譜の習得方法とキーボード演奏について」というテーマをもとにピア・スーパービジョンを行いました。ピア・スーパービジョンの説明、自己紹介、発表、話し合い、まとめという流れで約1時間半たっぷりと時間を設けました。
音楽が好きな男児を対象に様々な方法を取り入れ何年も行っていく中で、今後の課題などが話題となりました。中でも“音楽療法”と“音楽教育”の違いについては深く考えるきっかけとなりました。色々な意見が出て、1つの答えに繋がる簡単な問題ではないですが、音楽療法の原点に戻って初心に返り深く学ぶ時間になりました。

午後のワーク①では「高齢者に親しみやすい民謡を用いた歌唱・身体活動」について、曲は「炭坑節」を使用し、3人ずつの3つのグループに分かれ、それぞれで活動を考え発表しました。グループでの話し合いでは、対象者のために、どのようなことを目的とし活動を行うか、どのような工夫ができるのかなど、たっぷりと時間をかけて案を出し合い、意見交換を行いながら1つの活動へとまとめあげました。誤嚥防止対策がメインの活動や、歌詞を替えるなど工夫をする活動などがあり、それぞれ発表をした後に感想や意見を述べる時間も設けました。
ワーク②では「児童に親しみやすい童謡を用いた身体活動について」について、曲は「うみ」を使用し、①同様、それぞれで活動を考え発表しました。定番の曲ですが使い方は沢山あり、楽器を使用し即興的に進めるグループ、身体を動かしながらリラックスを目的にするグループもいて、それぞれとても良い刺激になりました。
参加者の方々からは「自分では思いつかないアイディアがでて面白かった」「専門分野以外の発表もとても勉強になった」「普段同じ職種の方と話す機会がないので来てよかった」などの感想が聞かれました。
フリートークの時間では「国家資格について」のお話しを聞き、それぞれの近況報告を伝えて終了しました。
(記 古藤)

次回第21回MMT「音楽療法研修会 高崎」は1月を予定しております。詳細が決まり次第、募集要項にてご案内させていただきます。


↑ピア・スーパービジョンで意見交換をしている場面です


↑ワークの発表場面です。誤嚥対策がメインの活動で口をよく動かすことを意識するよう呼びかけている様子です


↑1人1人好きな楽器を選びLの模倣をして鳴らしている場面です

第20回MMT「音楽療法研修会 高崎」
募集要項

2018年7月22日(日)に第20回MMT「音楽療法研修会 高崎」を開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください。
日程:2018年7月22日(日)
時間:10:00~16:00
会場:高崎市佐野公民館
内容:
 午前/PSV「事例報告を検討して学び合う」
 午後/ワーク「高齢者の歌唱活動及び、児童の楽器活動をロールプレイで学び合う」
対象:MMT会員/一般 16名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員2,000円/一般2,500円 参加費は当日受付でお支払い下さい
申込締切り:2018年7月14日(土)但し、定員に達し次第締切ります
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。
※キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。

研修会に参加されますと、日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できます。
・資格認定申請のためのポイント(レポートなし):3ポイント
・資格更新申請のためのポイント(レポートなし):3ポイント
研修会終了時に、取得ポイント数を記載した参加証明書をお渡しいたします。
★MMT「音楽療法研修会 高崎」の概要と長期予定は右上部に常にリンクしております
MMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

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第19回MMT「音楽療法研修会高崎」
活動報告

去る1月30日(日)10:00から16:00まで高崎佐野公民館で第19回MMT「音楽療法研修会高崎」が開催されました。遅くなりまして申し訳ございませんが、ご報告させていただきます。

今回の研修会の参加人数は6名でしたが、それぞれが異なる臨床現場で音楽療法を実践している方々で、様々な経験を持つ音楽療法士同士の積極的な意見交換が行われました。特に、特別支援学校で医療ケアとして音楽療法を用いた事例のお話しは大変貴重だったと思います。
また、午前中のPSV(ピュアスーパーヴィジョン)、午後のロールプレイを交えたワークでは、参加者一人一人が良い方向に向かうように本音で発言し合い、良いものを作ろうと本気で考え実践し、沢山の率直な意見やアイディアが出て充実した内容でした。すぐに職場で活かせる活動を持ち帰っていただく事が出来て良かったです。今回も有意義な研修会となりました。

参加者のアンケートでは、「PSVは、自分のセッションについても見直す良い機会になった」、「ワークや事例で色々な考えを聞くことが出来て参考になった。日々の活動に取り組めるようにしたい」、「基礎的な科目(心理学や実践の裏付けとなる根拠)について講義してほしい。どう実践に結び付くか、理論との結び付けが出来ていなければ、音楽療法士の質は向上しないので」などの貴重なご意見をお聞きすることができました。今後の活動に活かしていきたいと思います。
(記 稲葉)

次回 第20回MMT「音楽療法研修会 高崎」は7月を予定しております。詳細が決まり次第、募集要項にてご案内させていただきます。


↑ボールを使ってどのような活動をするかをグループごとに話し合っている様子


↑グループごとに発表し実際に行っている場面

第11回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
募集要項

2018年6月17日(日)に第11回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」を開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください。

日程:2018年6月17日(日)
時間:13:30~16:45
会場:武蔵野市民会館 音楽室 (「武蔵境駅」北口徒歩3分程度) 
内容:「楽器活動における“指示の出し方”について学ぼう」
   *小グループでのロールプレイを実践します
対象:MMT会員/一般 16名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員1,000円/一般1,500円 参加費は当日受付でお支払い下さい
申込締切り:2018年6月9日(土)但し、定員に達し次第締切ります
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。
キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。

研修会に参加されますと、日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できます。
・資格認定申請のためのポイント(レポートなし):2ポイント
・資格更新申請のためのポイント(レポートなし):3ポイント
研修会終了時に、取得ポイント数を記載した参加証明書をお渡しいたします。

★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要と長期予定は右上部に常にリンクしておりますMMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

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第10回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

10月29日に第10回(2017年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が武蔵野市民会館にて行われました。「事例発表/事例をもとにしたロールプレイ」をテーマに11名の方が参加されました。

最初に高齢者領域の事例発表が行われました。「篠笛LESSONを通して薬の副作用(睡魔)が改善した事例」というタイトルで、カルチャースクールでのグループレッスンの中で薬の副作用による眠気を伴う生徒(クライエント)に対してセラピストがどのようにレッスンを進めていったかが発表されました。15分の発表後、40分間の質疑応答を設けました。
篠笛という接する機会の少ない楽器を用いた発表ということもあり、参加者の皆さんも興味深く聞いていらっしゃいました。質疑応答では、時間一杯まで質問があがりました。発表者の方からは、事例を書くにあたり「自身がクライエントに対して、音楽療法的な関わりをしていたのかを自問自答していたが、事例をまとめていく過程で、音楽療法的な関わりをしてきていたと気づいた」との感想がありました。
最後に発表者のご厚意により篠笛の演奏がされ、素敵な音色が室内に響きました。

次に3~4名の3つのグループに分かれ、事例をもとにしたロールプレイの話し合いを行いました。事例の篠笛のグループを、イメージしやすいようコーラスグループに置き換え、発声練習中の眠気防止のためのアプローチを考えました。グループレッスンという形態の中でクライエント個人にどのようなアプローチができるか、どのような工夫ができるかを話し合いました。その後、グループごとに役割を担当して発表し、発表後は感想を述べ合いました。発表では、レッスンの参加者全員が自然に受け入れられるよう流れを作り活動を進めていくということが共通して意識されていましたが、1つの曲を使い色々な歌い方(ハミング、当て振り、歌詞付けなど)を用いた活動、身体を動かすことに焦点をあて段階をおって動きをつけていく活動、呼吸(息を長く吐く)を意識し息を吐きながら歩く活動と3グループ三様で全く違った活動が考えられ、面白い発表となりました。
参加者の方からは「ロールプレイでは様々な気付きがあった」「同じ目的でもいくつもの視点や方法があった」「色々な現場の人と話し合う事ができてよかった」などの感想が聞かれました。
最後に各々、ふりかえりを書き、今回の研修会は終了しました。

当研修会では、事例発表の際に、発表をするだけでなく、じっくりと話し合い、意見交換ができるよう質疑応答の時間を長く設けていること、また、ロールプレイも少人数で時間をかけ話し合うことなどを大切にしています。参加者の皆さんからもそのような時間がとれることはとても良いという声が聞かれますので、今後もその声に応えられるよう研修会を行っていきたいと思います。
(記 小林)

★4月以降のMMT「音楽療法研修会 武蔵野」の活動予定につきましては、決定次第講演会・研修会の長期スケジュールMMT「音楽療法研修会」概要へ掲載いたします。


↑事例発表の場面です。質疑応答では、様々な意見が飛び交いました


↑ロールプレイの発表です。2つにわかれてリーダーの合図で交互に歌っています。この後、歌詞に当て振りをしながら歌いました


↑こちらは身体活動を行なっています。徐々に身体を大きく動かしていき、最後はコサックダンスにまで!


↑こちらのグループは呼吸を意識した活動の発表です。ゆっくり息を吐きながら歩いています

第9回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

この度は、ご報告が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。「音楽療法研修会 武蔵野」9回の活動報告を、続けて10回の活動報告をご報告させていただきます。

6月25日に第9回「音楽療法研修会 武蔵野」を武蔵野市民文化会館にて行いました。「対象者別に活動を考える~対象者のための音楽の使い方を考える~」をテーマに13名の方が参加されました。

児童、成人、高齢者と3つのグループにわかれ、童謡「うみ」の曲を使用し、それぞれの対象者に合わせた活動を考え、発表しました。
グループでの話し合いでは、対象者のために、どのようなことを目的とし活動を行うか、どのような工夫ができるのかなど、時間一杯を使い色々な案を出し合い、またその案について意見交換を行いながら1つの活動へとまとめあげていきました。
発表では、グループごとに対象に合わせた工夫が随所に感じられました。児童グループは他者を意識することを目的とし、2つの楽器を使用して「一緒に鳴らす」と「楽器ごとに鳴らす」を曲に合わせ鳴らし分ける活動、成人グループは、クライエント1人1人のペースを大切にしながらもコミュニケーションを深めることを目的とし、数種類の楽器を使用して最初は1人ずつ鳴らしていき、最後は皆で鳴らすという活動、高齢者グループでは、他者との適度な距離を保ちながら社会性を維持することを目的とし、20人程の大きなグループを想定し、「集団と自分」を感じられるよう大きな布を使用した身体活動が考えられました。発表後は意見や感想を述べ合いました。
今回のロールプレイでは、その後に再度グループごとに話し合い発表した活動を振り返り、対象者により合った活動にするにはどうしたらよいかを考えて修正し、再発表しました。他グループの方の意見により、考えた活動を客観的に見ることができ、またグループ内では思いつかなかったことなど様々な気付きがありました。
最後に各々、ふりかえりを書き、今回の研修会は終了しました。

参加者の方からは「クライエント側に立って参加することで多くの気付きがある」「対象者にどうアプローチするか、どうサポートするかなど様々な視点から考えることができたこと、また実践することができて良かった」「1度考えた活動を考えなおし再度発表することができたのがよかった」など感想が聞かれました。
(記 小林)

★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。
MMT「音楽療法概要」をご覧ください。


↑グループでの話し合いの場面です。各々、意見を出し合い活動を具体的に考えました


↑用意された楽器の中から活動に合ったものを探し、試しています


↑発表の場面です。和やかな雰囲気の中、行われました

第15回音楽療法世界大会報告3

【ポスター発表を経験して】  MMT 平井・中山

世界音楽療法大会が日本で開催されるに当たり、藤本禮子先生より「ポスター発表に申し込んでみたら」とお勧めいただき、締切日まで数日しかない中で挑戦してみました。そして採択されたとの通知を受け、発表に向けての準備段階となりましたが、まだまだ8ヶ月先とゆっくり構え過ぎて、いざ本腰を入れたところ、日本語の選び方、日本語の解釈、日本語に合った英語選び等々困難が待ち受けていました。結局ポスターが仕上がったのが発表日の1週間前というドキドキの綱渡りでした。
世界大会には7月4日から参加し、最終日8日の発表日まで、時間があれば共同発表者の中山さんと打ち合わせをしながら過ごしました。その中でも、英語対応に必要な準備を念入りに取り組む中山さんの姿勢に、極まりなく頭が下がりました。
発表当日は、MMTの方々、静岡の仲間、関心を示された方々に内容説明をさせて頂きました。在籍時間内に外国の方に見ていただくことはありませんでしたので、準備した英語対応を発揮することなく終わってしまい、ちょっと残念な気持ちと、安堵の気持ちが交錯しました。
兎にも角にも今後経験することのない貴重な経験をさせていただきました。お勧めいただきました藤本先生に感謝です。そしていつも一緒に活動している仲間、温かく見守っていただきましたMMTの方々、そして快く翻訳を承諾下さいました西貝様、ありがとうございました。
(記 平井)


↑発表したポスター 


↑静岡の仲間と会場玄関で

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【参加・発表】  MMT 前橋

「MMTがやっている地域での音楽療法を、世界大会のラウンドテーブルで発表しましょう」との衝撃的な電話を藤本先生からいただいたのは、2016年の6月。2017年に入ってからは毎月、一緒に発表する先生方と集まって意見交換を行い、1人でない心強さとともに責任の重さもひしひしと感じながら当日まで準備を重ねました。初めてのパワーポイント、しかも英語での発表ということで不安でしたが、当日は、部屋いっぱいにお集まりいただき、MMTの「社会資源としての音楽療法」の特徴であるエンパワメントの循環とその意義について、国内外の多くの方々に知っていただくことができたと感じてうれしく思いました。コミュニティ音楽療法の第一人者として世界的に知られるシュティーゲ氏から「日本でこのようなしっかりとした音楽療法の実践が行われていることを初めて知った」とのコメントをいただき、日本で世界大会が開催されたことは、日本の音楽療法の現状を広く知っていただく素晴らしいチャンスになったのだ、と再認識しました。
また、5日間にわたる開催期間中には、私は18コマに及ぶ講義やワークに興味をもって出席し、世界の様々な音楽療法についての話に触れることができました。
次回3年後の世界大会開催国である南アフリカ共和国は人口5500万人、認知症患者が220万人、それに対し認定音楽療法士は全国に50人しかおらず、職業としての雇用がなく自営業だとのこと。公用語が11もありアパルトヘイト撤廃後も社会の分断によって社会的資源が不足している状況のなかで、音楽療法士たちが熱意をもって人間中心ケアの音楽療法を行っていることを知り、希望を感じました。国や地域によって状況は異なっていても、音楽療法のニーズや実践の報告、そして音楽療法士たちが語る真摯な思いや願いには、世界共通のものを強く感じました。世界中でさらに音楽療法の力や専門性が認められ磨かれて、音楽療法士という職業が社会的ポジションを得られる日が来るよう、頑張りたいと思いました。
(記 前橋)


↑写真 ラウンドテーブル発表後 会場外で、発表者6名、通訳の方、発表を聞きに来てくださった方々と一緒に

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第19回MMT「音楽療法研修会 高崎」

募集要項

2018年1月28日(日)に第19回MMT「音楽療法研修会 高崎」を開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください。
日程:2018年1月28日(日)
時間:10:00~16:00
会場:高崎市佐野公民館
内容:午前:デイサービスで行åわれた臨床の経過報告及び検討 
午後:個人及びグループでの手遊びを含めた身体運動のあれこれについて、
   ロールプレイ、フリートーク
参加費:MMT会員2,000円/一般2,500円参加費は当日受付でお支払い下さい。
申込締切り:2018年1月25日(木)但し、定員に達し次第締切ります。
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。

*キャンセルの場合には、3日前までに必ずご連絡ください。
研修会に参加されますと、日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できます。
・資格認定申請のためのポイント(レポートなし):2ポイント
・資格更新申請のためのポイント(レポートなし):3ポイント
研修会終了時に、取得ポイント数を記載した参加証明書をお渡しいたします。
★MMT「音楽療法研修会 高崎」の概要と長期予定は右上部に常にリンクしております「MMT音楽療法研修会概要」で「音楽療法研修会 高崎」をを御確認下さい。

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第15回音楽療法世界大会報告1

新年明けましておめでとうございます。
本年が皆さまにとって実り豊かな年でありますようにお祈り申し上げます。

昨年7月につくば市で開催されました第15回世界音楽療法大会の報告が大変遅くなりましたが、ここに報告させていただきます。
藤本禮子から「報告1」として、実行委員としての開催準備・運営、及び個人の発表。前橋美保・平井孝子・中山しのぶからは「報告2」として発表・参加を。西條久美子・小林美和子・及川あすか からは「報告3」として大会参加について。全3回に分けて報告いたします。

【大会実行委員会としての活動】

ー第15回世界音楽療法大会日本開催決定までー
2013年 日本音楽療法学会理事会において、同大会開催地として立候補が決定され、誘致委員会が立ち上がりました。私はこの委員会のメンバーとなり、立候補の為のビデオ作成、提案書類作成などに関わり、翌2014年7月の第14回世界大会の地オーストリア、クレムスに出かけました。日本国内の学術大会では行われていない発表形式ラウンドテーブルを含め全ての発表形式とそれぞれの発表内容、イベントなどを見て回りました。
誘致のプレゼンテーションは加藤美知子氏が行い、オーストリア日本大使の応援演説もあり、クレムス大会最終日、日本開催決定がアナウンスされました。

ー実行委員会立ち上げー
帰国後実行委員会が立ち上げられました。詳細は以下の通りです。( )は委員長。
実務委員会(大会長:加藤美知子、実行委員長:村林信行、副実行委員長:今村ゆかり・小柳玲子、学会事務局)、プログラム委員会(藤本禮子)、国際関連員会(伊藤啓子)、編集委員会(実務委員会他が兼任)、運営委員会(高畑敦子)、渉外委員会(猪之良高明)、広報委員会(井澤文緒)、文化プログラム委員会(吉村奈保子)、JMTA事務局、運営事務局(KK東武トップツアーズ国際営業部)他国際サポートチーム22名、国際査読委員会(日本人5名、外国人14名)

ー準備開始ー
会場決定、WFMT(世界音楽療法連盟)会長、前々会会長招待、全実行委員会会議(13回うち2回は開催会場にて)が行われ、2015年11月アメリカカンザスにて開催されたAMTA大会に、日本大会開催アピールのために、行商のように大きなトランクに日本開催アピール用のボールペンをぎっしり詰め込み、開催会場で配りまくりました。2016年1月、演台応募開始され世界各地から全部で535演題が申請されました。国際査読委員会による査読の結果は以下の通りでした。詳細は、
口演発表:256本、ポスター発表:168本、シンポジウム:16本、ラウンドテーブル:23本、ワークショップ:53本 でした。

ー開催当日ー
参加者数は2,900名 その内訳は 日本人 2,204名(学会委員;881名)
参加国数は日本を含め48ケ国でした。その内訳は、USA:156 オーストラリア:92名 韓国:40名 香港:38名 英国:25名 イタリア:28名 ドイツ:34名 台湾:31名 タイ:30名 ノルウェイ:20名、そのほかインド、バーレーン、チリ、クロアチア、コンゴ、ガーナ、クウェート、ルクセンブルグ、ロシア、トリニダドトバコ、ザンビアでした。


↑集合写真


↑懇親会写真

プログラム委員会の仕事のうち大会前日の7月4日に開催された8本のプレセミナーについては、日本音楽療法学会誌第17巻2号に掲載されますのでそちらをご覧ください。

【発表について】


7月5日(水)17:00~18:30 藤本・前橋他5名で「A Community Music Therapy Plan of The JMTA ~REPORTS ON FIVE CASES~(日本音楽療法学会 音楽療法地域プラン)」というタイトルでラウンドテーブル形式の発表を行いました。当日までに10回のミーティングをしながら内容を詰めていきました。詳細はこの後更新予定の前橋美保の報告(第15回音楽療法世界大会報告2)をご覧ください。
また、7月8日、10:50~11:50 メインホールで、10数年間学会の資格制度に関わってきた藤本、郡司正樹氏の2名で「THE LICENSING SYSTEM FOR MUSIC THERAPIST OF THE JAPANESE MUSICTHERAPY ASSOCIATION HISTORY
~日本音楽療法学会音楽療法士資格認定制度の流れ~」というタイトルで口演発表を行いました。日本の音楽療法士資格認定制度を外国に知らせる事を目的として行いました。当日の参加者はあまり多くなく残念でしたが、1996年から2017年までの学会資格制度を整理することができたことは有益であったと思います。当日は通訳を依頼して日本語を英語に逐次通訳するという形式で行いました。
二つの発表は、WFMTのプロシーディングスに応募し採択されていますので、今後数年間WFMTのネット上で配信されます。

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