第21回MMT音楽療法研修会 高崎
活動報告

1月27日に第21回MMT「音楽療法研修会 高崎」が高崎佐野公民館にて行われました。
内容は、「ワーク:基礎編」「ワーク:応用編」「フリートーク」でした。藤本理事長を講師にお迎えして12名の参加者で学び合いました。

午前の部では「ワーク:基礎編」として、「音楽療法セッションで使用する合奏曲を学ぶ」ことを目的として2曲を使用して研修を行いました。1曲目の使用曲は「カリヨン」で、ワークシートを使用して1、曲の特徴(①曲について②楽器について)、2、合奏曲を考える時のポイントについて個別に考えました。①曲については、A/Bの構造であり、それぞれの特徴を生かした活動を考えました。②楽器については、セッションで使用されている音源を聴きながらどんな楽器がどんな機能を持ち、何の目的で使用されているかについて考えました。2曲目の使用曲は「だれの番?」で、セッションの映像を見ながら楽譜を基に同様に進めました。

午後の部では「ワーク:応用編」として、基礎編で行った2曲を様々な臨床現場に合わせて使用するために3グループに分かれて話し合い、ロールプレイ形式で発表しました。
1曲1時間程度の中で、活発な意見交換がされていました。リーダー、ピアニスト、アシスタント、クライエントなど、それぞれ役割を変えて体験しました。発表の際には活動の目的や工夫した点を説明し、各グループが多様なクライエントを設定して様々なバリエーションを発表することができました。

フリートークでは、各自が悩んでいることや疑問点を挙げ、皆で共有したりアドバイスを行うなど、有意義な情報交換の場になりました。藤本理事長から国家資格に向けての報告も頂きました。
 
今回の参加者は、20代の学生から60歳以上の音楽療法経験者など、様々なメンバーで構成されていたため、互いに良い刺激を貰いながら学び合うことができる機会になりました。
クライエントが「良かった」と思うようなセッションを目指して、これからも多くの方々にご参加を頂きながら研修会が続いていくことを楽しみにしています。
 (記 常見)

モデル演奏(CD)を聴いた後、それぞれが楽譜に特徴や用楽器などを記入しているところ

ワーク①グループ活動(3つのグループに分かれてプランニング中)


ワーク②発表(ロールプレイで実践を行う)

次回第22回MMT「音楽療法研修会 高崎」は7月を予定しております。詳細が決まり次第、募集要項にてご案内させていただきます。