音楽療法世界大会について

「第14回音楽療法世界大会(14thWorld Congress of Music Therapy)」がオーストリアで開催され、MMT理事長の藤本が参加してきました。7日のプレセミナーはウイーンで、8日から12日まではウイーンから電車で1時間余りのクレムスのIMC University of Applied Sciences Kremsで、「Cultural Diversity in Music Therapy Practice, Research and Education(音楽療法の臨床と研究と教育における文化的多様性)」を大会テーマとして行われました。参加者は1,000余名で、ヨーロッパからの参加者がもっとも多く、日本からは私を含め20名余が参加しました。
大会中、毎日午前中はメインホールでスポットライトセッション、午後は数多くのワークショップ、口頭発表、ポスター発表が行われました。
私は、NPO法人MMTで取り組み始めた”地域に開かれた「音楽療法サロンGo」”の活動に関係のある「COMMUNITY MUSIC THERAPY」に関する発表を中心に聞いて回りました。様々な形態があり今後の発展の可能性を感じました。
また、大会での文化的プログラムとして、夜のドナウ川の船旅やホイリゲンパーティー、州知事によるレセプションなどがプログラムされていました。さらに日本から海外に留学している学生から「日本語で話そう」会が企画され、会場大学の学生寮に10数名が集まりました。私も出席しましたが、ホールで行われているRound Table「CULTURAL CONTEXTS IN MUSIC THERAPY EDUCATION AND TRAINING」に参加するために、様々な国にいる若い新しい仲間との今後のつながりを期待しつつ途中で退席しまししました。

そして、次回15回音楽療法世界大会が2017年7月日本で開催されることが決まりました!!
日本音楽療法学会では、世界大会招致委員会を結成し第15回音楽療法世界大会招致のためのBid Paper(申請企画書)の作成、プレゼンテーションの準備などを重ねてきました。大会開催中の7月8日(月)9:00から、日本駐オーストリア大使、村井靖児副理事長、加藤美知子大会招致委員長による招致の為のプレゼンテーションが行われ、日本開催が大会の閉会式で参加者の歓呼の声が響く中発表されました。

15回世界大会誘致プレゼンテーションの写真は“music therapy 2014(第14回音楽療法世界大会公式サイト)”からご覧頂けます。
トップページメイン下方のリンクバー4番目か左のカテゴリーから「picture gallery」に移動し、「tuesday」をご覧下さい。
(記 藤本)

1407159563763
↑ウイーン市内のシュテファン大寺院の塔の上から

1407159589611
↑メルク修道院の窓から見たドナウ川

1407159632946
↑ザルツブルグのヴォルフガング湖の船から撮った景色

1407159662302
↑ザルツブルグのモーツアルト生誕の家

140716105165614071610225311407161066774

←かわいいおみやげ達 
 ぬいぐるみは
 大会マスコット
 モーツアルトベアです