群馬県で9月に行われた
「音楽療法講座」「音楽療法研修会」

群馬音楽藝術学院「第4回音楽療法講座」

9月28日に前橋市の群馬音楽藝術学院行われた音楽療法講座は、高齢者・緩和ケア領域の1回目で、高齢者を対象とした内容でした。高齢者疾患、主に認知症の特徴と症状から、高齢者の音楽療法の目標、活動の目的を学び、高齢者の人格や心身機能の状態には個人差があるため、さまざまな状態の高齢者と向き合うことの難しさを知り得る機会でした。歌唱活動で、交互唱「紅葉と旅愁」と同時唱「スワニー河とユーモレスク」を2組に分かれて歌った時は、心地良いハーモニーとみなさんの笑顔で会場が活気づいておりました。後半のワークでは、前回にも増して、みなさんが熱心に、集中してメロディ奏の実践曲に取り組み、難しい曲にチャレンジしておりました。最後はトーンチャイムで「オーシャンゼリゼ」の曲をカウンターメロディ奏で演奏し、フィニッシュはみんなの気持ちがひとつになった瞬間でした。藤本先生が関わっていらっしゃる方の音楽療法セッションビデオを見せて頂き、20年目に初めて、1曲中離席せずに先生と一緒にピアノを弾き続けることが出来た感動を共有し、あきらめないこと、やり続けることの大切さを教えて頂きました。参加者は10名で少人数でしたが、馴染みの方も増え、アットホームな雰囲気の中で、熱心に楽しく学ばれておりました。

次回11月29日は最終回です。ミニお茶会もしたいと思いますので、是非ご参加ください。
(記 稲葉)

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1
↑ワークは曲を選びメロディ奏を作る活動です。
「喜びの歌」「今日の日はさようなら」「ロンドン橋落ちた」の曲で練習中。

2
↑リズム模倣~Lが叩いたリズムをみんなで叩く、
 次は指名された人が叩いたリズムをみんなで叩いていくと…!?

MMT「音楽療法研修会 高崎」

9月29日に、高崎市大類公民館でMMT音楽療法研修会が行われました。午前中の講義では、購読本の続きを深く読み込み、1つの事例を分析しながら、細かい部分までつきつめて考えることの難しさと重要さを学びました。実践とワークでは、ビデオ観察をして、リーダーの1つ1つのアクションの緻密な意図と方向性を、みんなで考えて発表し合いました。相手のモードとタイミングを逃さず太鼓を差し出すには、高度な音楽技術と感性が必要であることがよく解る貴重な内容でした。その後で、参加者から太鼓回しの指導を受けたいという希望があり、音楽の中でタイミング良く意図的効果的に太鼓を差し出す練習を行い、全員が上達いたしました。後半は2名の方が個人指導を受けて研修会は終了いたしました。
参加者のなかで、今後の研修会についての話し合いが行われ、継続して開催することになりました。2015年は1月12日(月)、2月22日(日)、3月8日(日)まで日程が決まりましたので、今からご予定ください。
次回の研修会は、11月30日です。(場所は未定)
MMT「音楽療法研修会 高崎」の概要は右上部に常にリンクしておりますMMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。
(記 稲葉)