群馬県で1月に行われた
「音楽療法研修会」

2015年1月12日、藤岡市総合学習センターで、「第6回MMT音楽療法研修会高崎」が開催されました。藤本先生と参加者6名で、音楽療法の実践力と専門性を高めるための講義とワークを行い、一人一人音楽療法の学びを深め合いました。
また前回から参加者がテーマを出してみんなで考えるワークを行っていますが、今回は参加者Aさんから、Aさんが関わっているデイサービスで行う大人数の音楽療法での課題として、「要介護度1、耳の聞こえが不自由で歌唱活動に消極的なBさんへの座席の勧め方について」でした。具体的には、Aさんは「Bさんが歌唱活動により積極的になっていただくように」と考えて、Bさんに最前列のピアノの近くの席を勧めるのですが、Bさんは「いえ、私は結構です」と、一番後ろの皆から離れた場所を選ばれるという状況をどのように考えたらよいのかということでした。参加者からは様々な質問や意見が出され、自分の価値判断を押し付けるのではなく、その方がどうしたいのかを丁寧に探りながらアプローチしていくことの大切さと難しさを改めて知る機会になりました。
後半のビデオ分析では、前もってプログラムごとに観察の視点が書かれた資料に基づいてビデオを繰り返し観て、各自が気付いたことやポイントを書いていくワークを行いました。これはビデオの見方と記録の取り方に非常に役に立つ方法で、実践に活かせるものでした。
今回もあっという間の3時間でしたが、とても充実した密度の濃い研修会となりました。
次回の研修会がとても楽しみです。
午後からは、2名の方がピアノの個人指導を受けました。音楽療法士の受験をされる方は、今が一番大変な時期だと思いますが、頑張って乗り切ってほしいです。みんなで応援しています。
(記 稲葉)

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↑パソコンでビデオを見て、意見交換をしているところです。

次回は2月22日(日)高﨑市大類公民館にて行います。
詳細は「群馬県で行われる2月の研修会」でご確認下さい。

MMT「音楽療法研修会 高崎」の概要と長期予定は右上部に常にリンクしておりますMMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。