2月に武蔵野市で行われた
「音楽療法研修会」

2月8日に第4回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が行われました。
午前中は武蔵野市のMMT事務局にて個人スーパービジョンが行われ、4名の方が参加しました。
午後は場所を移し、緑町コミュニティセンターにて「音・音楽の使い方〜合奏のアレンジ方法」をテーマに研修を行いました。こちらは14名の方が参加しました。今回初めてホームページからのお申し込みで一般の方の参加がありました。
最初に「音楽療法セッションにおける楽器演奏について」の講義を行い、パワーポイントを使用してセッションでの楽器演奏の目的や必要性、そして活動に取り入れる際の留意点などが話されました。
次に「セッションでの合奏に実際」ではパワーポイント、ビデオを使用して、利用者のニーズに合わせて曲をアレンジし使用した事例が発表されました。
その後、参加者は「児童」「成人」「高齢者」の各領域のうち興味のある分野を選びグループに分かれ、実際にアレンジを考え発表しあいました。曲は上記の事例でも使用された「ラッパを吹こう」(中山千晶氏作曲『静かな森の小さな木』より)を使用し、あらかじめ決められたグループ設定に合わせたアレンジを話し合いました。領域ごとの発表では、同じ曲でもそれぞれの対象者に合わせて違う楽器、違うアレンジとなり、例えば児童領域では身体活動を取り入れるなど、全く雰囲気の違うものが出来上がりました。

今回の研修会では4〜6名の小グループに分かれて話し合ったことで、それぞれの参加者から積極的な発言が聞かれ、お互いに視野を広げることが出来たと思います。そして、一緒に悩むことが出来る仲間の大切さを改めて実感することが出来ました。参加者の方からは「皆で音を出す気持ち良さ、楽しさが体験できた」「楽器を選択する際、特性をより深く考えて理解することが大切だと思った」「ニーズに合わせて的確に選択する難しさを実感した」などの感想が聞かれました。
今後も音楽療法セッションの現場で日々向き合っている課題を取り上げていきたいと思います。
(記 小林)

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↑楽器演奏についての講義の様子です。
 セッションでの楽器演奏の必要性を再確認できた時間です。

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↑実際にアレンジを行う前に、どのように行うか説明しています。
 この後、4名ずつ3つのグループにわかれ話し合いが始まりました。
 後ろは当日、用意した楽器です。

次回第5回(2015年度 第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は6月28日(日)に行います。詳細は決定次第お知らせいたします。
MMT「音楽療法研修会武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしていますMMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

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MMT「音楽療法研修会 高崎」中止のお知らせとお詫び

2015年3月8日に開催を予定しておりましたMMT「音楽療法研修会 高崎」は、諸般の事情により中止とさせていただきました。お知らせが遅れましたことをお詫びいたします。
来年度の開催は詳細が決まり次第掲載させて頂きます。