第13回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

6月23日に第13回(2019年度第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が武蔵野市民会館にて行われました。「合奏を考えよう~対象者の目的に合う楽器・曲の使い方~」をテーマに19名と多くの方にご参加いただきました。

児童・成人・高齢者の領域にわかれ(児童2グループ、成人2グループ、高齢者1グループの計5グループ)、事前にお知らせしておいたリチャード・トンプソン作曲「キャッチ・ザ・ビート(「音楽療法のためのピアノ小曲集」より)」を使用し、それぞれの対象グループのニーズに合わせた合奏を考え、発表しました。

グループの話し合いでは、グループ内であらかじめ対象者と役割(セラピスト、ピアニスト、クライエントなど)を決め話し合いを進めました。楽器の選定、また対象者の目的のために曲・楽器をどのように活かすか、そのためにどのような働きかけや指示の出し方、音楽が必要となるか話し合い、実際に練習し、それに対してそれぞれの立場でどう感じたかを話し合い、アイディアを出し合いました。
発表では、グループで設定した対象グループや目的を説明し、ロールプレイを行いました。児童グループ①では、理解力や行動のペースに差のある3名にそれぞれのペースに合わせた合奏、また児童グループ②では、力のコントロールが難しく失敗感を感じてしまうクライエントに対し、成功体験がつめるようタンバーの差し出しに工夫をした合奏が発表されました。成人グループ①では使用曲に初めて取り組む設定の中、1人1人が満足感を得られるよう楽器の提示に工夫をした合奏、また成人グループ②では、2つのグループにわかれ、それぞれ役割を集中して行うこと、互いを意識し合うことを目的とした合奏が考えられました。高齢者グループでは様々なクライエントが集まったグループが皆で一緒に楽しめるよう、またその中で眠気の見られるクライエントには入眠しないよう工夫を加えた合奏が発表されました。
それぞれのグループの発表が行われ、それに対して意見交換が活発に行われました。その中には自身のグループでは思いつかなかったアイディアや視点などがあり、それらについてあらためて考えさせられました。

参加者の方からは「小グループで意見交換ができたこと、短い時間でまとめあげる大切さがよくわかった」「発表のあとの意見交換がとても勉強になった」「目的に合わせた曲や楽器の使い方を他の方の案ややり方を聞く事ができてよかった」などの感想が聞かれました。

上記のように参加された皆さまに何か1つでも参加してよかったと思える体験ができるよう、今後のテーマも考えていきたいと思います。
(記 小林)

次回第14回(2019年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は2020年1月26日(日)に行います。
★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。
MMT「音楽療法研修会」概要をご覧下さい。


↑児童グループの発表です。クライエントそれぞれのペースに合わせてThが働きかけています。


↑成人グループの発表です。楽器を鳴らす人に注目が向きお互いに意識し合えるようにすすめています。


↑発表後の意見交換の場面です。様々な意見や感想が飛び交いました。

第13回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
募集要項

2019年6月23日(日)に第13回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」を開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください。

日程:2019年6月23日(日)
時間:13:30~16:50
会場:武蔵野市民会館 音楽室 (「武蔵境駅」北口徒歩3分程度) 
内容:「合奏を考えよう〜対象者の目的に合う楽器・曲の使い方〜」
*小グループでのロールプレイを実践します
*当日「音楽療法のためのピアノ小曲集」よりリチャード・トンプソン作曲『キャッチ・ザ・ビート』(英題「Themes for THERAPY」より『Cacth the Beat』)を使用しますので、事前に曲をご覧になってください。楽譜をお持ちでない方はお申し込みの際にその旨をご記入ください。当日、楽譜は配布いたします。  
対象:MMT会員/一般 16名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員1,000円/一般1,500円 参加費は当日受付でお支払い下さい
申込締切り:2019年6月15日(土)但し、定員に達し次第締切ります
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。
キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。

研修会に参加されますと、日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できます。
・資格認定申請のためのポイント(レポートなし):2ポイント
・資格更新申請のためのポイント(レポートなし):3ポイント
研修会終了時に、取得ポイント数を記載した参加証明書をお渡しいたします。

★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしておりますMMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

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第12回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

3月31日に第12回(2018年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が武蔵野市民会館にて行われました。「楽器活動の目的とそのための楽器・曲の使い方を考える」をテーマに11名の方が参加されました。

希望の多かった児童、成人の領域にわかれ(3名程の3つのグループ)、タンバーを使った活動での目的や方法(差し出し方、タイミングなど)、曲の使い方、伴奏のつけ方などについて話し合い、発表しました。
グループでの話し合いでは、グループ内であらかじめ対象者と役割(セラピスト、ピアニスト、クライエントなど)を決め話し合いを進めました。対象者にどのようにタンバーを使い、どのように関わっていきたいか、そのためにどのような働きかけや音楽が必要となるか話し合い、実際に練習し、それに対してそれぞれの立場でどう感じたかなどを話し合い、タンバーを差し出す方法や、伴奏の付け方などのアイディアを出し合いました。
発表では、グループで設定した対象者や目的を説明し、ロールプレイを行いました。成人グループでは、理解力や行動のペースに差のある2人が活動を共有すること、児童グループでは、20名程の集団活動の中で、注目をして欲しい子どもに対応しながらいかにまとめて行うか、もう1つの児童グループでは、対象者の個々の課題に対応しながら活動を共有することを目的として発表を行いました。
発表中は、クライエント役の方の動きに思わず笑いがおきるなど、緊張感がありつつも穏やかな雰囲気の中で行われました。

今回は使用曲(「音楽療法のためのピアノ小曲集」よりイレーナ・ユルマン作曲「たいこをたたこう」)を事前にお知らせし、参加者の方にまえもって曲に目を通していただいたうえで行いました。
それにより、使用曲を事前に把握できたのでよかったという声が多く聞かれました。
また、初めて参加された方からは、「自身では気づけなかったことを色々と気づけた」「自身がどのような傾向にあるかを知るのが大事」「それぞれの立場からの視点で話し合えたこと、実際に体験できてよかった」という感想が聞かれました。

今回のテーマは参加された多くの方に好評だったようで、また企画してほしいと声があがり、嬉しい限りです。このような参加された方からの声を受け止め、今後の研修会にいかせていけたらと思います。
(記 小林)

次回第13回(2019年度第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は2019年6月23日(日)に行います。
★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。
MMT「音楽療法研修会」概要をご覧下さい。


↑話し合いの場面です。お互いに意見を交換しアイディアを出し合います。


↑セラピストの後ろから忍び寄るクライエント。この後、会場には笑いの渦が!


↑高く差し出されたタンバーに狙いを定めています。

第12回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
募集要項

2019年 3月31日(日)に第12回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」を開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください。

日程:2019年3月31日(日)
時間:13:30~16:50
会場:武蔵野市民会館 集会室 (「武蔵境駅」北口徒歩3分程度) 
内容:「楽器活動の目的とそのための楽器・曲の使い方を考える」
*小グループでのロールプレイを実践します
*当日「音楽療法のためのピアノ小曲集」よりイレーナ・ユルマン作曲『たいこをたたこう』(英題「Themes for THERAPY」より『Yes,You Can!』)を使用しますので、事前に曲をご覧になってください。楽譜をお持ちでない方はお申し込みの際にその旨をご記入ください。  
対象:MMT会員/一般 16名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員1,000円/一般1,500円 参加費は当日受付でお支払い下さい
申込締切り:2019年3月23日(土)但し、定員に達し次第締切ります
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。
キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。

研修会に参加されますと、日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できます。
・資格認定申請のためのポイント(レポートなし):2ポイント
・資格更新申請のためのポイント(レポートなし):3ポイント
研修会終了時に、取得ポイント数を記載した参加証明書をお渡しいたします。

★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしておりますMMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

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第11回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

6月17日に第11回(2018年度第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が武蔵野市民会館にて行われました。「楽器活動における“指示の出し方”について学ぼう」をテーマに14名の方が参加されました。

トーンチャイム、ラッパ、音積み木の3種類の楽器を用意し、それぞれ希望する楽器ごとに4名程のグループにわかれ、指示の出し方について話し合い、発表しました。
グループの話し合いでは、楽器の特性や、扱い方などの話から始まり、それらに対してどのように指示を出せば伝わりやすいかなど、指示を出すセラピスト役とクライエント役をお互いに体験し合いながら案を出し合いました。今回の話し合いでは、「指示の出し方」について3つのポイントを考え、まとめました。
発表は、話し合った内容と3つのポイントを伝えながら「虹の彼方に」の曲を使用し行いました。
ポイントは「クライエントの視線をとらえる」「セラピストの立ち位置」などがあげられました。
セラピスト役とクライエント役を分担し演奏を行って実際に体験し、あげられた3つのポイントについて意見を出し合いました。楽器の種類に関係なく共通した心構えがあることや、体験する側によって「指示の出し方」の感じ方の違いなど、様々な意見が飛び交いました。

参加者の方からは「具体的な内容を実践的に学べた」「使用した経験が少ない楽器への指示の出し方を体験することができた」「色々な方の意見、視点に気付け考えの幅が広がった」などの感想が聞かれました。

今回のロールプレイでは、参加者の皆さんが、ご自身ではあまり経験のない楽器を体験したい、と選ばれる方が多く見られました。あえて経験の少ないことに挑戦されたことを嬉しく思いました。
また、話し合いやロールプレイでは多くの方が積極的に発言されており、お互いに刺激を受け合い学びの多い時間となりました。
(記 小林)

次回第12回(2018年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は決定次第お知らせいたします。
★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。
MMT「音楽療法研修会」概要をご覧下さい。


↑トーンチャイムの実践場面です。クライエント役とアイコンタクトをとり合図を出しています


↑ラッパの実践場面です。長く吹いてもらえるよう合図を出しています


↑音積み木の実践場面です。サインを出す際の手の位置や形に気をつけながら合図を出しています

第11回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
募集要項

2018年6月17日(日)に第11回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」を開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください。

日程:2018年6月17日(日)
時間:13:30~16:45
会場:武蔵野市民会館 音楽室 (「武蔵境駅」北口徒歩3分程度) 
内容:「楽器活動における“指示の出し方”について学ぼう」
   *小グループでのロールプレイを実践します
対象:MMT会員/一般 16名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員1,000円/一般1,500円 参加費は当日受付でお支払い下さい
申込締切り:2018年6月9日(土)但し、定員に達し次第締切ります
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。
キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。

研修会に参加されますと、日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できます。
・資格認定申請のためのポイント(レポートなし):2ポイント
・資格更新申請のためのポイント(レポートなし):3ポイント
研修会終了時に、取得ポイント数を記載した参加証明書をお渡しいたします。

★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要と長期予定は右上部に常にリンクしておりますMMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

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第10回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

10月29日に第10回(2017年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が武蔵野市民会館にて行われました。「事例発表/事例をもとにしたロールプレイ」をテーマに11名の方が参加されました。

最初に高齢者領域の事例発表が行われました。「篠笛LESSONを通して薬の副作用(睡魔)が改善した事例」というタイトルで、カルチャースクールでのグループレッスンの中で薬の副作用による眠気を伴う生徒(クライエント)に対してセラピストがどのようにレッスンを進めていったかが発表されました。15分の発表後、40分間の質疑応答を設けました。
篠笛という接する機会の少ない楽器を用いた発表ということもあり、参加者の皆さんも興味深く聞いていらっしゃいました。質疑応答では、時間一杯まで質問があがりました。発表者の方からは、事例を書くにあたり「自身がクライエントに対して、音楽療法的な関わりをしていたのかを自問自答していたが、事例をまとめていく過程で、音楽療法的な関わりをしてきていたと気づいた」との感想がありました。
最後に発表者のご厚意により篠笛の演奏がされ、素敵な音色が室内に響きました。

次に3~4名の3つのグループに分かれ、事例をもとにしたロールプレイの話し合いを行いました。事例の篠笛のグループを、イメージしやすいようコーラスグループに置き換え、発声練習中の眠気防止のためのアプローチを考えました。グループレッスンという形態の中でクライエント個人にどのようなアプローチができるか、どのような工夫ができるかを話し合いました。その後、グループごとに役割を担当して発表し、発表後は感想を述べ合いました。発表では、レッスンの参加者全員が自然に受け入れられるよう流れを作り活動を進めていくということが共通して意識されていましたが、1つの曲を使い色々な歌い方(ハミング、当て振り、歌詞付けなど)を用いた活動、身体を動かすことに焦点をあて段階をおって動きをつけていく活動、呼吸(息を長く吐く)を意識し息を吐きながら歩く活動と3グループ三様で全く違った活動が考えられ、面白い発表となりました。
参加者の方からは「ロールプレイでは様々な気付きがあった」「同じ目的でもいくつもの視点や方法があった」「色々な現場の人と話し合う事ができてよかった」などの感想が聞かれました。
最後に各々、ふりかえりを書き、今回の研修会は終了しました。

当研修会では、事例発表の際に、発表をするだけでなく、じっくりと話し合い、意見交換ができるよう質疑応答の時間を長く設けていること、また、ロールプレイも少人数で時間をかけ話し合うことなどを大切にしています。参加者の皆さんからもそのような時間がとれることはとても良いという声が聞かれますので、今後もその声に応えられるよう研修会を行っていきたいと思います。
(記 小林)

★4月以降のMMT「音楽療法研修会 武蔵野」の活動予定につきましては、決定次第講演会・研修会の長期スケジュールMMT「音楽療法研修会」概要へ掲載いたします。


↑事例発表の場面です。質疑応答では、様々な意見が飛び交いました


↑ロールプレイの発表です。2つにわかれてリーダーの合図で交互に歌っています。この後、歌詞に当て振りをしながら歌いました


↑こちらは身体活動を行なっています。徐々に身体を大きく動かしていき、最後はコサックダンスにまで!


↑こちらのグループは呼吸を意識した活動の発表です。ゆっくり息を吐きながら歩いています

第9回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
活動報告

この度は、ご報告が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。「音楽療法研修会 武蔵野」9回の活動報告を、続けて10回の活動報告をご報告させていただきます。

6月25日に第9回「音楽療法研修会 武蔵野」を武蔵野市民文化会館にて行いました。「対象者別に活動を考える~対象者のための音楽の使い方を考える~」をテーマに13名の方が参加されました。

児童、成人、高齢者と3つのグループにわかれ、童謡「うみ」の曲を使用し、それぞれの対象者に合わせた活動を考え、発表しました。
グループでの話し合いでは、対象者のために、どのようなことを目的とし活動を行うか、どのような工夫ができるのかなど、時間一杯を使い色々な案を出し合い、またその案について意見交換を行いながら1つの活動へとまとめあげていきました。
発表では、グループごとに対象に合わせた工夫が随所に感じられました。児童グループは他者を意識することを目的とし、2つの楽器を使用して「一緒に鳴らす」と「楽器ごとに鳴らす」を曲に合わせ鳴らし分ける活動、成人グループは、クライエント1人1人のペースを大切にしながらもコミュニケーションを深めることを目的とし、数種類の楽器を使用して最初は1人ずつ鳴らしていき、最後は皆で鳴らすという活動、高齢者グループでは、他者との適度な距離を保ちながら社会性を維持することを目的とし、20人程の大きなグループを想定し、「集団と自分」を感じられるよう大きな布を使用した身体活動が考えられました。発表後は意見や感想を述べ合いました。
今回のロールプレイでは、その後に再度グループごとに話し合い発表した活動を振り返り、対象者により合った活動にするにはどうしたらよいかを考えて修正し、再発表しました。他グループの方の意見により、考えた活動を客観的に見ることができ、またグループ内では思いつかなかったことなど様々な気付きがありました。
最後に各々、ふりかえりを書き、今回の研修会は終了しました。

参加者の方からは「クライエント側に立って参加することで多くの気付きがある」「対象者にどうアプローチするか、どうサポートするかなど様々な視点から考えることができたこと、また実践することができて良かった」「1度考えた活動を考えなおし再度発表することができたのがよかった」など感想が聞かれました。
(記 小林)

★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。
MMT「音楽療法概要」をご覧ください。


↑グループでの話し合いの場面です。各々、意見を出し合い活動を具体的に考えました


↑用意された楽器の中から活動に合ったものを探し、試しています


↑発表の場面です。和やかな雰囲気の中、行われました

第10回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」
募集要項

2017年10月29日(日)に第10回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」を開催いたします。詳細をご確認の上、お申し込みください。
今回は事例発表の発表者を公募いたします。発表を希望される方は、下段の応募要項をご覧ください。ご応募をお待ちしております。

日程:2017年10月29日(日)
時間:13:30~16:45
会場:武蔵野市民会館 音楽室 (「武蔵境駅」北口徒歩3分程度)
   ※第9回の会場「武蔵野市民文化会館」とは違う場所です
内容:事例発表/事例をもとにしたロールプレイ
対象:MMT会員/一般 15名  音楽療法士資格の有無は問いません
参加費:MMT会員1,000円/一般1,500円参加費は当日受付でお支払い下さい
申込締切り:2017年10月22日(日)但し、定員に達し次第締切ります
申込方法:下記の参加申込みフォームからお申し込み下さい。
キャンセルの場合には3日前までに必ずご連絡ください。

研修会に参加されますと、日本音楽療法学会資格申請/資格更新のためのポイントが取得できます。
・資格認定申請のためのポイント(レポートなし):2ポイント
・資格更新申請のためのポイント(レポートなし):3ポイント
研修会終了時に、取得ポイント数を記載した参加証明書をお渡しいたします。

★MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要と長期予定は右上部に常にリンクしておりますMMT「音楽療法研修会」をご覧下さい。

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応募要項

※応募要項が表示できない方はフリーソフトAdobe® Reader®をダウンロードしてください

第8回MMT「音楽療法研修会武蔵野」
活動報告

3月19日に第8回(2016年度第2回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」が武蔵野プレイスにて行われました。「ロールプレイを通してセラピストとしての自己のしぐさを客観的に観察し、考察する」をテーマに13名の方が参加されました。

今回のロールプレイは、4名の小グループにわかれ、参加者がセラピスト役、クライエン
ト役(2名)、録画・進行役を順番に行い、全員が各役割を体験しました。
参加者それぞれに、自身がセラピストとしてのセッションを想定してもらい、実際に1分間ロールプレイし、録画しました。その録画映像をもとにセラピストの意図としぐさについて気づいたことを話し合いました。
録画した場面を見返すことで意図した動きの中にも無意識な動きが含まれていることに気付いたり、グループで役割を体験し合うことで自分とは違う感じ方を聞くことができるなど、さまざまな視点から意見を交わしました。
参加者の方からはロールプレイを体験したことで「自分では伝わりやすいと思って行動したことが客観的に見ると刺激が多いと感じた」「自らの動きやふるまいを見て振り返ることができ、それに対してグループで話し合いができてよかった」「体験することで、セラピストとクライエントの両者の立場に立て、それぞれの気持ちがわかり、また場面を振り返ることで客観的にみることができた」などの声が聞かれました。
中でも「普段の音楽療法セッションではセッションを録画する機会が得られないことが多いので、録画を見返すことで自身について振り返ることができ、良い経験になった」という感想が参加者の多くの方から聞かれました。

今回の研修会に対して、「少人数のグループということで密に話し合えた」「質問などにもきちんと答えを返してもらえたことがよかった」などの感想も聞かれました。
このように、自身が発信すること、それに対して何かしらの手応えが返ってくること、また、それらを自身で振り返ることができる場を「音楽療法研修会 武蔵野」ではこれからもつくっていきたいと思います。
                                   (記 小林)

次回第9回(2017年度第1回)MMT「音楽療法研修会 武蔵野」は6月25日(日)に行います。第9回MMT「音楽療法研修会 武蔵野」募集要項で詳細をご確認の上、お申し込みください。
MMT「音楽療法研修会 武蔵野」の概要は右上部に常にリンクしております。MMT「音楽療法研修会概要」をご覧ください。


↑研修会が行われた武蔵野プレイスです


↑ロールプレイをしています。撮影に少し緊張気味??


↑記録映像を見ながら、セラピストのしぐさについて意見交換をしています