第15回音楽療法世界大会報告1

新年明けましておめでとうございます。
本年が皆さまにとって実り豊かな年でありますようにお祈り申し上げます。

昨年7月につくば市で開催されました第15回世界音楽療法大会の報告が大変遅くなりましたが、ここに報告させていただきます。
藤本禮子から「報告1」として、実行委員としての開催準備・運営、及び個人の発表。前橋美保・平井孝子・中山しのぶからは「報告2」として発表・参加を。西條久美子・小林美和子・及川あすか からは「報告3」として大会参加について。全3回に分けて報告いたします。

【大会実行委員会としての活動】

ー第15回世界音楽療法大会日本開催決定までー
2013年 日本音楽療法学会理事会において、同大会開催地として立候補が決定され、誘致委員会が立ち上がりました。私はこの委員会のメンバーとなり、立候補の為のビデオ作成、提案書類作成などに関わり、翌2014年7月の第14回世界大会の地オーストリア、クレムスに出かけました。日本国内の学術大会では行われていない発表形式ラウンドテーブルを含め全ての発表形式とそれぞれの発表内容、イベントなどを見て回りました。
誘致のプレゼンテーションは加藤美知子氏が行い、オーストリア日本大使の応援演説もあり、クレムス大会最終日、日本開催決定がアナウンスされました。

ー実行委員会立ち上げー
帰国後実行委員会が立ち上げられました。詳細は以下の通りです。( )は委員長。
実務委員会(大会長:加藤美知子、実行委員長:村林信行、副実行委員長:今村ゆかり・小柳玲子、学会事務局)、プログラム委員会(藤本禮子)、国際関連員会(伊藤啓子)、編集委員会(実務委員会他が兼任)、運営委員会(高畑敦子)、渉外委員会(猪之良高明)、広報委員会(井澤文緒)、文化プログラム委員会(吉村奈保子)、JMTA事務局、運営事務局(KK東武トップツアーズ国際営業部)他国際サポートチーム22名、国際査読委員会(日本人5名、外国人14名)

ー準備開始ー
会場決定、WFMT(世界音楽療法連盟)会長、前々会会長招待、全実行委員会会議(13回うち2回は開催会場にて)が行われ、2015年11月アメリカカンザスにて開催されたAMTA大会に、日本大会開催アピールのために、行商のように大きなトランクに日本開催アピール用のボールペンをぎっしり詰め込み、開催会場で配りまくりました。2016年1月、演台応募開始され世界各地から全部で535演題が申請されました。国際査読委員会による査読の結果は以下の通りでした。詳細は、
口演発表:256本、ポスター発表:168本、シンポジウム:16本、ラウンドテーブル:23本、ワークショップ:53本 でした。

ー開催当日ー
参加者数は2,900名 その内訳は 日本人 2,204名(学会委員;881名)
参加国数は日本を含め48ケ国でした。その内訳は、USA:156 オーストラリア:92名 韓国:40名 香港:38名 英国:25名 イタリア:28名 ドイツ:34名 台湾:31名 タイ:30名 ノルウェイ:20名、そのほかインド、バーレーン、チリ、クロアチア、コンゴ、ガーナ、クウェート、ルクセンブルグ、ロシア、トリニダドトバコ、ザンビアでした。


↑集合写真


↑懇親会写真

プログラム委員会の仕事のうち大会前日の7月4日に開催された8本のプレセミナーについては、日本音楽療法学会誌第17巻2号に掲載されますのでそちらをご覧ください。

【発表について】


7月5日(水)17:00~18:30 藤本・前橋他5名で「A Community Music Therapy Plan of The JMTA ~REPORTS ON FIVE CASES~(日本音楽療法学会 音楽療法地域プラン)」というタイトルでラウンドテーブル形式の発表を行いました。当日までに10回のミーティングをしながら内容を詰めていきました。詳細はこの後更新予定の前橋美保の報告(第15回音楽療法世界大会報告2)をご覧ください。
また、7月8日、10:50~11:50 メインホールで、10数年間学会の資格制度に関わってきた藤本、郡司正樹氏の2名で「THE LICENSING SYSTEM FOR MUSIC THERAPIST OF THE JAPANESE MUSICTHERAPY ASSOCIATION HISTORY
~日本音楽療法学会音楽療法士資格認定制度の流れ~」というタイトルで口演発表を行いました。日本の音楽療法士資格認定制度を外国に知らせる事を目的として行いました。当日の参加者はあまり多くなく残念でしたが、1996年から2017年までの学会資格制度を整理することができたことは有益であったと思います。当日は通訳を依頼して日本語を英語に逐次通訳するという形式で行いました。
二つの発表は、WFMTのプロシーディングスに応募し採択されていますので、今後数年間WFMTのネット上で配信されます。

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